<プロ野球速報>ヤクルトの苦労人・鵜久森が代打サヨナラ満塁本塁打
ヤクルトの鵜久森淳志(30)が2日、神宮球場で行われた横浜DeNA戦で延長10回一死満塁から代打サヨナラ満塁本塁打を放ち勝負を決めた。鵜久森のサヨナラヒットはプロ初。 先制された試合は、3回の山田哲人(24)の逆転2ランなどで一時引っくり返したが、ロペスの同点タイムリーなどで同点とされ4-4のまま延長戦に突入していた。10回一死から畠山和洋(34)がヒットで出塁すると四死球で満塁として代打・鵜久森。横浜DeNAは須田幸太(30)にスイッチしたが、初球の内角低めの141キロストレートを見逃さなかった。 すくい上げるように会心のスイングをすると、打球はレフトスタンドの中段へ吸い込まれた。 鵜久森は、2015年オフに日ハムから戦力外通告をされたが、合同トライアウトからヤクルトとの契約をつかんだ苦労人。昨年は、プロ12年目にして最多の46試合に出場。打率.257、4本塁打、19打点という自己ベストの数字をマークしていた。 以下、鵜久森の主なヒーローインタビュー。 ーー打席に入るときの気持ちは? 「やったろうという気持ちしかなかったです。しっかりとスイングして、最悪、犠牲フライでもというイメージがありました」 ーー打った瞬間の手ごたえは? 「手ごたえはありました。サヨナラは1軍では初めてだったので凄くうれしいです」 ーーそこまでの準備は? 「(試合途中に)何回か、いく準備はありました。そこを集中力を切らさずにしっかりと準備をしていました。昨年はやられたので、今年はなんとか連勝、連勝という気持ちでやっていました」 ーーいいスタートを切れました。 「僕自身、拾ってもらったという気持ちがあります。今年恩返しができるように頑張ります」