ちょい悪オジサンにおすすめ!クラウンエステートはシリーズ中、最も地味だが使い勝手は最高だ
■荷室は最大2mにも!! サーフボードも余裕で積み込める
新型クラウンエステートは、全長4930(±0)mm×全幅1880(+20)mm×全高1620(+80)mm、ホイールベースは2850(±0)mm(カッコ内はクラウンクロスオーバー比)というサイズ。 ワゴンとよぶには背が高く、SUVとしては背が低い。最大の特徴は、最大2m超という長い荷室だ。自転車やサーフボードもそのまま積み込むことができ、クラウン4種の中でもっとも「遊びクルマ」に適している。もちろん、ほかのクラウンシリーズ同様に、内外装デザインからは、クルマのつくり込みはよい。
パワートレインについては、ハイブリッドとPHEVの2種類と発表されている。先に発表となっているクラウンスポーツと同じユニットだが、かたやスポーティな走り、かたやロングツーリング向けの遊びグルマ、両者が目指すスタイルはだいぶ違う。 パフォーマンス重視のPHEVが本命の新型クラウンスポーツとは異なり、新型クラウンエステートでは燃費がよくリーズナブルになるであろうハイブリッドのほうが、ステーションワゴンとしてのキャラクタに適しているだろう。
■あの立派なタイヤと背の低いスタイルには、多くの人が魅了されるはず
SUVも悪くないが、より上品な印象のあるワゴンは、ミドル世代にはぴったりだと思う。大径タイヤと背低スタイルのステーションワゴンSUVの実物を見れば、多くの人が魅了されるはずだ。新型クラウンエステートの正式発表は2023年度内とされていることから、もうまもなくその詳細が明らかになるはず。気になる人はいまのうちにトヨタディーラーへ相談にいったほうがいいかもしれない。 Text:Kenichi Yoshikawa Photo:TOYOTA