【大学生が書きました】登る高さは富士山以上? 過酷自転車レースをバーチャル体験!
こんにちは。西スポWEB OTTO!学生スポ―ツゼミの廣田莉子です。10月11~14日に開催される自転車ロードレース「マイナビ ツール・ド・九州2024」のプロモーションイベントが8月2日、JR博多駅前で行われたので、参加してみました。 「マイナビ ツール・ド・九州2024」は、福岡・熊本・大分を舞台に開催される国内最大級のレースで、昨年から始まりました。私は学生野球やプロ野球には関心がある一方で、自転車についてはあまり知識がなかったのですが、地元を舞台にした大きなレースについて少しでも知りたいと思い、プロモーションイベントに参加しました。 当日の会場は30度以上あり、足を踏み入れた瞬間一気に汗が吹き出しましたが、参加していた人たちの熱気もそれに負けないくらいのものでした。トークショーやステージパフォーマンスがあったほか、ご当地グルメ紹介、バーチャルサイクリングなどのブースがあったりと見どころ満載でした。 その中で、私が一番気になったものがバーチャルサイクリング。実際のレースで走るコースを画面に再現しており、その映像を見ながらペダルをこぐ体験です。走るスピードが画面に表示されたり、コースの傾斜に応じてペダルに負荷がかかったりなど、リアルな体感を楽しむことができる内容です。
初めてロードバイクに乗り、まず驚いたのがサドルの高さ。サドルを1番低くしても乗ることに精一杯。乗ってみると前傾姿勢になり少し怖かったです。いざ漕ぎ始めると、選手が走る宗像市の海岸が映し出された画面とともにグングン進んで、ワクワクしましたが、坂道に入ると一変。ペダルに負荷がかかり前に進まないんです。途中で諦めそうになったものの、決められた距離はゴールしたい!という一心で最後まで漕ぎきりました。私が走ったのはたった1キロ程度でしたたが、息が切れ、本当にきつかった~。 自転車ロードレースでは様々なステージがあるそうですが、その中でも山岳ステージはとにかく過酷とのこと。選手たちが1日のレースで上る獲得標高(上った高さの合計)が富士山の高さを超えることもあるのだそうです。
大会は屋外スポーツのため、天候や地形などがレース展開に大きく影響を与えることもあり、スタジアムスポーツとは違う独自の見どころや特徴がたくさんあります。今回、バーチャルではありますが、選手の凄さを実感。体験時に丁寧に説明してくれた「VC FUKUOKA」の選手のみなさんの活躍に期待しています。(西南学院大4年)
西日本新聞社