全身をピンクで纏う60代の女性「今変わらなければ一生後悔すると思った」その理由に迫る
40歳で起業するも…
TAEKOさんは40歳でアロマセラピストとして起業しますが、ビジネスを知らない普通の主婦の開業でした。そのため、いざ開業してもうまく行かず、家族と一緒に過ごす時間が少なくなったことや借金などで悩んだといいます。 そんなとき「何を着たらいいか教えてほしい」とお客様に言われたことがきっかけとなり、スタイリスト業を始めることに。 そのときのことを「私がやりたいこと(アロマセラピスト)より私に求められること(ファッション)をやったほうがうまくいく。ビジネスってそうなんだと、人の悩み解決をやろうと思ってスタイリストになりました」と話します。 そして現在は、スタイリスト、モデル、インフルエンサーとして活躍しています。
応援してくれる人がたくさんいる
TAEKOさんがSNSでファッションについて発信するようになったのは2018年。Instagramでその日のコーデを興味本位で投稿を始めました。 そしてコロナ禍のとき、すべてショート動画の投稿に切り替えると、一気に10000フォロワーまで伸びたのです。そのときの気持ちを「日に日に伸びていく数字が嬉しかったです」と振り返ります。 また、SNSを投稿するにあたり「リアルな友達は少ないですが、SNSの向こう側には応援してくれる人がたくさんいるので元気をもらえています」と感謝しています。 特に反響の大きかった投稿は、閉経に関するもので再生数は360万超え。 「女性たちの、体に対する悩みを感じました。若い人の発信は多いけれど、シニア世代になればかなり減る情報をリアルにお伝えしていきたいです」とTAEKOさんは語ります。
ファッションが与えてくれる力
40歳のときに「自分らしい人生に変える」と決め、これまで着ていた灰色の服を全部捨てて模索し始めて20年が経ちました。さまざまな経験からTAEKOさんが思う、ファッションが与えてくれる力を聞きました。 「どんな人生にしたいのか?そこで何を着るかで人生は大きく変わります。3歩先の未来にいる自分をイメージして『どんな服を着てどこで誰と何をしている?』を具体的にすることです。そうすると、いずれその通りになっています。要は逆算で『未来の姿の自分を今作る』ことで、現実が動くのです」 今後、SNSやメディアで「毎日がなんかつまらない…そう思う人へ刺激と好奇心を揺さぶるような発信をしていきたいです。私より若い人へは年齢を重ねることの楽しさを、 同年代の人には苦労を重ねているから『もういいんだよー』という解放と自由を発信していきたいですね」と語ります。 「ファッションはおしゃれだけじゃなくて人生も変える」SNSでのTAEKOさん投稿から、この言葉の意味が伝わってきます。年齢を重ねても好きな色の服を着て、笑顔で生きる、そんな姿に力をもらった方も多いでしょう。
ほ・とせなNEWS