過酷すぎる結末に「胸が痛い」作品も

TVアニメ『終末なにしてますか？忙しいですか？救ってもらっていいですか？』Blu-ray BOX　メインビジュアル　(C)2017枯野瑛・ue/KADOKAWA/68番島・妖精倉庫

●『終末なにしてますか？　忙しいですか？　救ってもらっていいですか？』 　枯野瑛先生の同題ライトノベルを原作とする『終末なにしてますか？　忙しいですか？　救ってもらっていいですか？』は、使い捨ての少女兵と人類最後の生き残りである主人公との儚いラブストーリーです。 　主人公「ヴィレム・クメシュ」は、誘いを受けて軍の施設で働き始め、兵器として使い捨てられる少女「妖精兵器」たちと出会います。ヴィレムは彼女たちが生き残る道を模索し、そのヴィレムに妖精兵器のひとり「クトリ・ノタ・セニオリス」は惹かれるのです。 　クトリはヴィレムから戦闘の手解きを受けて戦場から生還しますが、魔力を使いすぎて徐々に記憶が失われていく「前世の侵食による人格崩壊」の状態に陥りました。 　クトリが刻一刻と侵食されるなか、ふたりに再び危機が訪れます。乗船中の飛空艇が襲撃を受け、クトリは侵食を顧みずに戦い抜きました。そして、ヴィレムに感謝の気持ちを伝えて亡くなり、ヴィレムもまた生死不明のまま幕を閉じます。 　クトリが死亡したうえに主人公が生死不明で終わる結末は、「クトリがヴィレムと出会って自分を世界一の幸せ者だと思えたことが唯一の救い」「ハッピーエンドというにはあまりに過酷な世界」とやりきれない声があがっていました。