元山ノ内町議に懲役6カ月求刑 有権者接待の罪【長野】
山ノ内町議選で有権者に飲食の接待をしたとされる元町議の裁判で、検察は懲役6カ月を求刑しました。 公職選挙法違反の罪に問われているのは、山ノ内町の元町議会議員・山本岩雄被告と陣営の総括責任者だった児玉信治被告です。起訴状などによりますと、2人は去年4月の山ノ内町議選の前後、有権者55人に対して投票や選挙運動の見返りに飲食の接待をしたとされます。争点は、会費を回収する意思があったかどうかです。きょうの裁判で、検察側は「体裁をとるため参加者に 架空の領収書を配布した」などとして、懲役6カ月を求刑しました。 一方、弁護側は、「会費を後日回収する予定だった」と無罪を主張しました。判決は来月11日に言い渡されます。