小栗旬、新型コロナ集団感染「ダイヤモンド・プリンセス」が舞台の映画に主演
俳優の小栗旬(41)が、映画「フロントライン」(関根光才監督、来年6月公開)で主演を務めることが19日、発表された。 日本で初めて、新型コロナウイルスの集団感染が発生した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス」の中で、急きょ対応することになった災害派遣医療チーム「DMAT(ディーマット)」の奮闘を描いたオリジナル脚本。 同船が横浜港に入港した2020年2月3日から、乗客全員の下船が完了した2月21日までの物語で、小栗は未知のウイルスに立ち向かうDMATの指揮官・結城英晴(ゆうき・ひではる)を演じた。 小栗は「当時自分が知らなかった、(新型コロナウイルスと)戦った人たちがいるという物語に非常に引き込まれましたし、映画として作るべきものだなと感じた」と同作の魅力を語り、「日常を取り戻したこの状況の中で、忘れてはいけない、かなり大きな出来事だなと思うし、それを映画として届けられるという事は僕たちにとっても挑戦的だった」とコメントした。 小栗演じる結城と対策本部でぶつかり合うこととなる厚生労働省から派遣された役人・立松信貴(たてまつ・のぶたか)を、小栗と初共演となる松坂桃李(36)が演じ、地元である岐阜に家族を残し、横浜に駆けつけたDMAT隊員・真田春人(さなだ・はると)を池松壮亮(34)が熱演。結城と東日本大震災でも、ともに活動し、“戦友”とも呼べる過去を持つ仙道行義(せんどう・ゆきよし)を窪塚洋介(45)が演じる。 小栗と窪塚はドラマ「GTO」以来26年ぶりの共演で、「旬が声をかけてくれて、新型コロナウイルスの話なんだけど興味があるかって。ちょっと警戒したんだけど、台本に感銘を受けて、これはぜひやりたい」と快諾したことを明かしている。
テレビ朝日