【大学合格者ランキング|現役実合格者編】〈早稲田大〉首位は唯一100人超え、千葉の私立校
社会全体がコロナ禍から脱しつつあり、日常が戻る中、2024年度入試で合格実績を伸ばしたのはどんな高校でしょうか。様々な大学および大学群の合格者数を出身高校でランキング化し、傾向と特徴を紹介していきます。大学通信の雫純平氏(情報調査・編集部)が解説します。今回からは実合格者編です。 2024年【大学合格者ランキング|現役実合格者編】〈早稲田大〉はこちらから
開成、聖光学院、筑駒、日比谷などは未回答
私立大の一般選抜には、大学独自の試験を課す一般方式や、大学入学共通テストの成績で合否が決まる共通テスト利用方式など、複数の試験方式がある。また、学部や学科をいくつも併願できるので、1人の受験生が複数の合格通知を得ることが可能だ。 こうした状況もあり、私立大の合格者数ランキングは、例えば1人の受験生が5学部に合格すれば合格者5人とカウントする「延べ合格者数」でランキングするのが一般的だ。ただ、この集計では、1人がいくつも合格すると、合格実績が実態とかけ離れて見えてしまう学校も出てくる。 そこで、1人が同じ大学にいくつ合格しても1人とカウントする「実合格者数」を現役対象に集計してランキングした。2024年度入試では、2209校にアンケートを出し、調査対象大学に合格者があった1598校を集計した。 現役実合格者数、現役延べ合格者数ともに一般選抜、学校推薦型選抜、総合型選抜、内部進学など全ての選抜方式の合算値のため、延べ合格者数ランキングで掲載した合格者数とは性質に違いがある。 筑波大附駒場、日比谷、開成(以上、東京)、浦和・県立(埼玉)千葉・県立(千葉)、聖光学院(神奈川)など、実合格者数を未集計・非回答などとしている学校もある。 今回は、私立大最難関の一つである早稲田大を取り上げる。 早稲田、早稲田実業、早稲田大高等学院(以上、東京)、早稲田大本庄(埼玉)など一部の付属・系属校は未回答のため掲載していない。 では、現役実合格者数のランキングを見ていこう。 10位は船橋・県立(千葉)で76人。8位は、開智(埼玉)と渋谷教育学園渋谷(東京)が78人で並ぶ。7位は湘南(神奈川)で80人。6位は栄東(埼玉)で82人となっている。