「妹は私の推し」9年ぶりに出産をした安めぐみと家族の変化「次女のために今回はたくさん用意したものがあったけれど」
── 産後ケアの方は、どのようなことをしてくれるのですか? 安さん:私の場合は自宅に来てもらって、数日分の家族の食事の作り置きをしていただいたり、体をメンテナンスしてもらったり、次女を見てもらったりしました。産後ケアの方に本当に救われましたね。
■母乳?ミルク?姉妹でも好みが全然違う ── 9年前にはなかった育児グッズもありますよね。たとえば液体ミルクとか。 安さん:そう、液体ミルクってすごく画期的ですよね。授乳に関しても長女と次女で違いがありました。長女はできるだけ母乳で育てたいと考えていたんです。当時は出産するまで母乳は自然に出るものだと思っていたのに、しばらくは軌道にのらなくて。出ないのに詰まって乳腺炎になったり、母乳外来に通ったりして。結局は、母乳とミルクを与える混合授乳にしていました。
次女はまた違って、全然ミルクを飲まないんです。哺乳瓶の乳首をいろいろ試しても、スプーンであげても、のけぞるほど嫌がってしまって。長女のときは母乳が出なくて心が折れてしまったんですけど、次女は生後1か月をすぎてから急にミルクいっさい拒否。なので、長時間の収録を引き受けたときは、本番直前まで楽屋で授乳して、本番中はマネージャーさんに見てもらってと、みなさんに助けられています。実は液体ミルクもたくさん用意していたんですけど、次女は飲むことなく、今もそのまま家にあります(笑)。
── 9歳も離れていると、詩歌ちゃんが赤ちゃん返りをすることはなかったですか? 安さん:そうですね。9歳離れているので赤ちゃん返りはしないだろうなと思いつつ、9年間両親の愛情を一身に受けてきた長女のメンタルケアについては出産前から意識していて、次女にかかりっきりにならないように気をつけていました。次女が生まれてからは「妹は私の推し。かわいい」ってたくさん面倒を見てくれています。とはいえ、次女が生まれて数か月はお姉ちゃんになった喜びと寂しさで、複雑な心境でもあったようです。授乳で次女にかかりっきりになったり、次女と添い寝するとなると、少しすねることはありました。