衝撃の“退団”に…減額超え年俸ダウンで自由契約を選んだ大物(4)“急転直下”のジャイアンツ入りに
東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大が、減額制限を超える大幅な減俸を提示され、退団を決断した。プロ野球では、減額制限(年俸1億円以下は25%、それ以上は40%)を超える年俸を提示された場合、自由契約を選択できる。ここでは、減額制限超えの年俸ダウン提示を受け、自由契約を選んだ歴代選手を紹介する。
田中将大
・投打:右投右打 ・身長/体重:188cm/97kg ・生年月日:1988年11月1日 ・経歴:駒大苫小牧高 ・ドラフト:2006年高校生ドラフト1巡目 日米通算200勝まであと3勝に迫る中、自由契約の道を選んだ田中将大。来季は読売ジャイアンツでプレーすることが決まった。 駒大苫小牧高から2006年高校生ドラフト1巡目で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団すると、高卒1年目から2桁11勝を挙げて新人王を獲得。 2013年には28試合に登板して24勝0敗1セーブ、防御率1.27という異次元の成績を残し、球団初のリーグ優勝・日本一の立役者となった。 翌2014年からは海を渡り、ニューヨーク・ヤンキースでプレー。6年連続2桁勝利を記録するなどメジャーでも結果を残していたが、2021年に楽天への復帰を決断した。 しかし、NPB復帰後は先発ローテーションの一角を担うも、思うような数字を残せていない。 昨季は24試合の登板で7勝11敗、防御率4.91と低調な数字に。今季は右肘手術の影響で大きく出遅れ、一軍ではわずか1試合の登板に終わった。 そして今オフ、減額制限を超える条件提示を受けて退団を決断。その去就には大きな注目が集まっていたが、セントラル・リーグ王者の巨人入りが決定した。
ベースボールチャンネル編集部