東大生は持参する! 試験当日に欠かせないあるアイテムとは?
「あと1点足りなくて不合格……」。そんな経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。『5科目50年分10000問を分析した東大生のテストテクニック大全』(ダイヤモンド社)の著者であり、2025年1月スタートのTBS日曜劇場「御上先生」(主演・松坂桃李)で教育監修をつとめる西岡壱誠氏によると、テストには「あと1点を取るためのコツ」があると言います。「まじめに勉強に取り組むだけではなく、テクニックを使って1点でも点数を取る。それも実力」。そう語る西岡氏に、今回は「試験に欠かせないアイテム」を聞きました。 ● 試験会場にどんな持ち物を持っていきますか? 「試験会場にどんな持ち物を持っていきますか?」 そう聞かれたら、みなさんはどんな持ち物をイメージしますか? 筆箱や鉛筆・食事や受験票・時計やスマホなどの持ち物を挙げる人が多いのではないでしょうか。それらの持ち物もとても大事なものなのですが、もう一つ、絶対に持って行ったほうがいいものがあります。 それは、「イヤホン」です。 何か音楽や動画を聴けるように、イヤホンを持っていくのがおすすめです。 「え? イヤホンなんて受験では必須ではないじゃん!」と思う人もいるかもしれませんが、実はイヤホンって、メンタルを平常に保つために絶対に持って行ったほうがいいものなのです。実際、東大生もみんな持って行っています。なんでイヤホンが必須アイテムなのか、この記事でご紹介をさせてください。 ● イヤホンを持っていく2つのメリット イヤホンの効能は2つあります。 1つは、「周りの音をシャットダウンできる」ということです。 試験会場に行くとよくあるのが、友だちと受験している受験生同士が集まって話をしているという状況です。「さっきの試験難しかったよね!」「あの問題の答えって、これであってるっけ?」というようなトークをしている場合があるわけですが、これらの情報は脳に入れては絶対にいけません。なぜなら、一個前の試験にはもう戻れないからです。前の試験に思いを馳せても何の意味もありません。次の試験の準備をするべきです。それなのに前の試験の情報を聞いてしまうと、「さっきの試験、大丈夫だったのかな」と気になってきてしまい、次の試験の勉強ができなくなってしまいます。 休み時間に入ったらイヤホンをつけて、音楽でもなんでもいいので何かを聴きながら、さっさと次の試験の勉強をしましょう。外の声なんて気に留めてはいけないのです。 そして、もう1つの効能は、「音楽の力に頼ることができる」という点にあります。 緊張してどうしようもないとき、最後に頼れるのは音楽です。緊張しているときに取れる選択肢として「音楽を聴く」は一番有効だと言えます。 受験生の応援ソングでも、日常的に聴いている曲でも、クラシックでもヘヴィメタでもなんでもいいので、音楽を聴くことで精神を安定させるように心掛けましょう。無理に受験ソングを聴く必要はありません。受験ソングを聴くと逆に緊張してしまう可能性もありますから、日常的に聴いている馴染みのある音楽のほうがいいと思います。ぜひやってみてください。
西岡壱誠