名古屋ドルフィンズ・デニス監督「『絶対ここで倒す』という気持ちがまだない」選手に求める”迫力”【バスケB1】
◇名古屋ダイヤモンドドルフィンズ特集「RED PASSION」 りそなBリーグ1部(B1)は18日にドルフィンズアリーナ、21、22日に日環アリーナ栃木などで行われ、中地区の名古屋ダイヤモンドドルフィンズは同地区の川崎に勝ち、東地区首位の宇都宮とは1勝1敗だった。チームは今季12勝12敗。年内最終節となる28、29日にホームでSR渋谷と対戦する。連勝で2024年を締めくくりたい。 チームの調子が上向いてきたからこそ、勝負どころで仕留める強さを身に付けたい。ショーン・デニス監督(59)は、18日の川崎戦後、「殺し屋の本能がないというか。最後、『絶対にここで倒す』という気持ちがまだこのチームにはないと感じている」と畳みかけていく迫力を選手たちに求めた。この試合は勝利したものの、最終第4クオーター(Q)で一時は5点差に詰め寄られていた。 敗れた22日の宇都宮戦は、第1Qで32―21と好スタートを切ったが、第2Qは17―36と瞬く間に主導権を奪われた。中東泰斗主将(32)は「自分たちが10点差以上をつけることができた途端、油断が出てしまい、相手にのみ込まれてしまうという最悪の形の前半となってしまった」とコメントした。 勝てるチャンスがあっただけに、もったいない試合。チームは平均得点が82・8点でリーグ3位につけるが、平均失点は83・2点のワースト3位。得点力を生かし切れていない。 21日の宇都宮戦後、デニス監督は勝因として、課題としてきた「一貫性がない」「ドルフィンズの掲げているシステムを遂行・徹底できない」「スカウトしたことを守れない」などが克服できたと振り返った。加えて、勝負どころで相手の心を折るようなプレーを見せたい。
中日スポーツ