日本ハム・新庄監督、ソフトバンク打線は「大したもの」 総力戦の17日第2戦は中4日で左腕・加藤貴が先発
◇16日 「2024 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージ第1戦 ソフトバンク5―2日本ハム(みずほペイペイドーム) 筋書き通りには進まなかった。日本ハムは投手2冠に輝いたエースの伊藤を送り込んだものの、2回から4イニング連続で失点するまさかの乱調。大事な初戦を落とした。新庄監督は「まだまだまだぁ。明日、明日~。(CSファーストステージの)ロッテ戦も最初負けてから勝ったんで」とへこたれず、「(相手に)4勝されるまでは、みんな間違いなく諦めないんで」と気持ちを切り替えた。 伊藤はレギュラーシーズンでソフトバンクから4勝を挙げ、みずほペイペイドームでの防御率は1・57。抜群の相性を誇ってきたが、この日は一発攻勢に沈んだ。今宮、栗原に打たれた本塁打はいずれも速球を捉えられた。指揮官は「あれだけ(実戦間隔が)空いてあの速い真っすぐを打ち返すんですから大したもの。感心しました。さすがやなって」とソフトバンクの強力打線にシャッポを脱いだ。 相手に1勝のアドバンテージがあるため実質的には連敗スタート。もはや総力戦で臨むしかない。17日の第2戦にはCSファーストステージ初戦に先発した左腕・加藤貴を中4日で投入することを決め、伊藤についても最終の第6戦までもつれた場合に備えて先発待機させる見通しだ。 「(伊藤)本人が一番悔しいでしょう。次は今年の最後の意地っていう登板を見せてもらいたい」。勝利を重ねてエースの出番を再びつくる。
中日スポーツ