「とにかく病院に行きたくない」「味より喫煙可の飲食店へ」健康のために今すぐ見直したい<価値観>を医者芸人・しゅんP流チェックシートで確認!
◆「男は強くなくちゃいけない」と思った小学校時代 そんな僕も1983年、昭和生まれです。 さかのぼると「男は強くなくちゃいけないんだ」と無意識に思ったエピソードが小学校時代にありました。 当時クラスの中心にいたのは、体育が得意で、真冬でもタンクトップに半ズボンの元気いっぱいの同級生。一方、身体が弱く体育の授業も休みがちだった子は、教室の隅っこで孤立していました。 それを見たときに、ちょっとやそっとの熱っぽさじゃ学校を休めないぞと思いましたし、休んだら「弱い子」と思われて、みんなに置いていかれるような不安がありました。 受験の頃には「女の子なのに理系の学校を目指すのか」「男子の文学部志望は珍しい」というような声が周りから聞こえてきたものです。 勉強したい分野に、性別は関係ないはずなのに……。 ちなみにその点、僕の母親は、昔からそうした固定観念から解き放たれていた人でした。僕が中学生のとき、テストの学年順位が男子と女子を分けて順位付けされていたことに疑問を持ち、「男女混合で順位を出すべき」と通知表の保護者コメント欄に書いたのです。 今でいうところの“ジェンダー平等”を早くから訴えていた母親を、息子ながら「かっこいい!」と尊敬しました。
◆不健康自慢をする中年たちは昭和の価値観にとらわれている 昭和の時代に美徳とされていたような気合・忍耐の精神論、スポ根発想は今の時代ではほぼ「セクハラ」「パワハラ」「モラハラ」「ブラック企業」につながるでしょう。 メディアからも周囲からも「昭和の価値観は古い」と言われ、肩身の狭い思いをしているならまだマシで、悔い改めるどころか全くへこたれない図太い精神をお持ちの方が多いのも実情です。 なぜなら当人たちは、自分たちが生きてきた時代をこよなく愛しているから! 事実、カラオケ、プロレス、バンドブーム、昭和が生んだ様々な文化を誇りに思っています。 特に、高度経済成長期、バブル全盛期で好景気を経験した僕より上の団塊の世代の方々は、イケイケだった時代を謳歌してきたからこそ、下の世代に昔の栄華を説きウザがられてしまう……。そのぐらい生粋の昭和人にはクセの強い人たちが多いですよね。 そしてこの類いの方々は、体調不良のときにも「寝れば治る!」などと根性論を持ち出しがちで、その考えを年下に強要しがちでした。 確かに若いときはそれで乗り切れていたかもしれませんが、十分に睡眠を取っても、治らないものは治りません(笑)。根性論の中にはエビデンスのない迷信も多いです。
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