今季のビッグトレンド、"ゴープコア”スタイル解剖 vol.3 ──トレンドカラー編
ビッグトレンドであるゴープコアスタイルの最先端の着こなしを提案する企画。第1回目のベスト、2回目のシェルジャケットに続く3回目は、ゴープコアの代名詞であるモノトーンな色味でなく、白をベースにしたクリーンでより都会的なスタイルを提案する。 【写真の記事を読む】アイテムをチェック。
ゴープコアといえば、ブラックをベースにしたモノトーンなカラーパレットが主流だが、今季は白をベースに、グレーやオフホワイトなどの同系色のニュートラルカラーを組み合わせ、クリーンでスタイリッシュな着こなしで他人と差別化を図るのもありだ。白がベースだと端正な表情になりがちだが、ゆったりとしたシルエットのテック素材を用いたジャケットやカーゴパンツを取り入れることで、適度なストリートムードに加え、エレガントな佇まいが生まれる。 高機能素材を駆使したヘルノの「ラミナー」コレクションのジップアップ フーデッド ブルゾンは、軽量な仕立てで撥水や防風、透湿性に優れたゴアテックスの二層構造の生地を使用したハイスペックな作りが魅力。シンプルで上品なデザインはもちろん、機能面においても街着からアウトドアシーンまでマルチに活躍する。 クリーンな色味とさらりとした肌触りが特徴のレギュラーカラーシャツ。程よくゆとりのあるサイズ感に加え、胸ポケットを備えたベーシックなデザインは、アクティブかつモダンなゴープコアスタイルにも違和感なく溶け込む。 ワイドシルエットのミリタリーカーゴパンツは、丸みを帯びたアウトラインが際立つ。高密度に織り上げたギャバジン素材はハリ感があり、ゴープコアスタイルの際、他のテック系アイテムとも好相性だ。特殊な洗い加工をほどこすことで、表面に細かく上品なシワを持たている点もポイント。 クリアで繊細なセルフレーム遣いに加え、天地幅の浅いシャープなスクエアレンズが、どこか90年代のストリートなムードを彷彿とさせる。サングラスは、キャンプやフェスなどのアウトドアアクティビティには必須だが、あえてY2Kムードの漂うデザインを投入することで、ゴープコア感が高まる。 ニューバランスのアイコニックなデザインを、あえて歪ませたことから着想を得て生まれたスニーカー。淡いグレーを基調とた上品な色使いに加え、大胆な「N」ロゴのルックスと適度にボリュームのある丸みを帯びたシルエットは、どこか彫刻的で未来的な雰囲気が漂っている。厚みのあるミッドソールは反発弾性に優れており、履き心地も抜群だ。