「森尾さん解説って熱すぎるな」高校野球福岡大会のテレビ解説者が話題に 〝甲子園史上最強投手〟が母校・西日本短大付の優勝を放送席から見守る【高校野球福岡大会】
◆第106回全国高校野球選手権福岡大会決勝 西日本短大付5―2福岡大大濠(24日、北九州市民球場) 決勝にふさわしい熱戦のすえ、西日本短大付の勝利で幕を閉じた福岡大会。SNSなどではテレビ中継の解説を務めた人物にも注目が集まった。 ■現在の森尾さんの姿はこちら 往年の豪快な投球フォームは健在【写真】 この試合で解説をつとめたのは 西日本短大付OBの森尾和貴さん(48)。森尾さんと言えば、元巨人の松井秀喜さんへの5打席連続敬遠が社会現象化した1992年の夏の甲子園で5試合を一人で投げ抜き4完封、1失点。防御率は0.20。計602球という歴史に残る快投でチームを優勝に導いた。ファンの間では「甲子園史上最強投手」に挙げる声もある。 卒業後、新日鉄八幡(現日本製鉄九州製鉄所八幡地区)に進み1年目は都市対抗で登板。その後は酷使した身体が悲鳴を上げ、右肩や右肘の怪我により手術。それでも29歳の時に廃部になるまで11年間投げ抜いた。現在は社業を務めながら、ラジオやテレビで解説も務めており、今大会決勝の解説席に座った。 森尾さんは先月21日、北九州市民球場で行われたソフトバンク―ロッテ戦の始球式に登場し、往年のダイナミックなフォームを披露し話題となっていた。 試合では落ち着いた口調で両チームのプレーを解説。SNS上では「森尾さん懐かしすぎる」「西短の試合をあの優勝投手森尾くんが解説してんの熱すぎるな」「当時、甲子園で優勝した時は感動したなあ。 あんなにすごい投手だったのに、なぜプロになれなかったのか、いまだに不思議」「どんな気持ちで解説してるんだろね。言わないけどやっぱり心の中では西短頑張れって思ってるのかな?」「あの時以来、福岡は優勝していないのか」「解説森尾さん、アツい」「OBとして解説やりづらくないかな」などの声が上がった。
西日本新聞社