小麦粉に調達リスクの高まり…北陸農政局が「コメコのススメ」食堂では米粉使ったから揚げ等のメニュー提供
石川テレビ
ヘルシーでおいしく食べられると人気の「米粉」。今、ある理由でさらに注目されています。 金沢市の北陸農政局。 秋末アナ: 「こちらでは、あるものの消費を促す展示が行われています。それが、米粉です」 近年、小麦粉の代用品として需要が高まっている米粉。北陸農政局では2年前から毎年この時期に「コメコのススメ」と題しコメの消費を促す展示を行っています。そして食堂では今月、毎週水曜日に米粉を使ったメニューを提供しています。こちらは、小麦粉の代わりに米粉を使った「から揚げ」です。 秋末アナ: 「いただきます。見た目は、あまり変わらないですね。小麦粉で揚げたものと。いい音。で、軽いですね。衣が米粉に変わっているけど揚げ物としてのしっかり感はあります。だけども軽い。サクッとというより、パリっとという感覚。」 また、小麦粉に比べて油の吸収率が低く、ヘルシーに食べられるそう。こちらでは定食の提供のほか、米粉を使ったスイーツの販売も行っています。実は、米粉用の米の需要は、右肩上がり。その理由とは・・・。 北陸農政局生産部生産振興課 三奈木英雄課長: 「国内の小麦は約8割を輸入に頼っています。国際情勢の変化であるとか異常気象、また円安の状況で小麦粉の調達のリスクが高まっているという状況がございます」 国際情勢の先行きも見えない中、国内自給率ほぼ100%のコメを使った米粉が注目されているのです。最近では製粉技術の向上により購入しやすい価格になり、一般家庭用の米粉も普及しています。 三奈木英雄課長: 「パンやケーキに使用するともっちりした食感があると言われていますので米粉の味を味わっていただくような場面でご活用いただければと思っています。」 ヘルシーでおいしく楽しめる米粉から目が離せません。
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