高速旅客船ロケット3、桟橋通り過ぎ岸壁に衝突 後退し自力で接岸、乗客は臨時便に乗り換え 西之表港
23日午後2時過ぎ、種子屋久高速船(鹿児島市)の旅客船「ロケット3」(164トン)が西之表市の西之表港に入港中、桟橋を通り過ぎ岸壁に衝突した。種子島海上保安署によると、乗客と乗組員計133人にけがはなく、浸水や油の流出は確認されていない。 【写真】〈関連〉岸壁に衝突し破損したロケット3の船首=23日午後2時半ごろ、西之表市の西之表港(種子島海上保安署提供)
安房港(屋久島町)を午後1時10分発で西之表港を経由して鹿児島本港南ふ頭(鹿児島市)に向かう予定だった。衝突後、後退し自力で接岸した。船首先端部と船尾右舷側を損傷した。岸壁と設置されたフェンスの一部が破損した。 同日午後2時10分、ターミナルにいた同保安署職員が衝突に気付き、同署に連絡した。事故原因を調べている。 午後5時45分発の臨時便が西之表港から出て、鹿児島港に向かう予定だった乗客219人が乗船した。24日午前7時発の安房-西之表の1便が欠航となる。
南日本新聞 | 鹿児島