青森県 インフルエンザ流行入り
青森県は季節性インフルエンザの定点当たり報告数が 1.41と、流行開始の目安としている 1.00 を上回り、今シーズンの流行入りをしたと発表しました。 県によりますと、今月24日までの1週間に県内58の指定医療機関から報告を受けたインフルエンザの患者数は82人でした。 1医療機関あたりの患者数は1.41と、流行開始の目安である 1.00 を上回りました。 保健所管内別では、上十三保健所管内(2.00)、弘前保健所管内(1.75)の順となっています。 注意報レベル(基準値 10)及び警報レベル(開始基準値 30、終息基準値 10)はありません。 保健所管内別の内訳は以下の通りです。 定点あたり報告数(患者報告数) 東地方・青森市 0.75(9) 弘前 1.75(21) 三戸地方・八戸市 1.58(19) 五所川原 1.14(8) 上十三 2.00(18) むつ 1.17(7) 県計 1.41(82)
感染防止について
季節性インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによっておこる病気です。 一般的に言われている「かぜ」と異なり、38 度以上の発熱、頭痛、筋肉痛・関節痛、倦怠感などの全身症状が急速に現れるのが特徴です。 「かぜ」と同じように、のどの痛みや咳などの症状もみられます。 特に子どもや高齢者は、重症化する恐れがありますので、注意が必要です。 季節性インフルエンザは、飛沫に含まれるウイルスを体内に吸い込むこと(飛沫感染)やウイルスに付着したものに触り、口や鼻などを通じてウイルスが体内に入ること(接触感染)で感染します。 新型コロナウイルス感染症に対する基本的な感染対策が、季節性インフルエンザにも有効です。 マスクの適切な着用、石鹸による手洗いや手指消毒及び室内の換気の徹底を心がけましょう。 また、季節性インフルエンザワクチン接種は、発症の抑制や発症後の重症化防止に効果的とされています。