中国シャオミ、「EV事業の急成長」が好業績を牽引 7~9月の売上高3割増、祖業のスマホは伸び悩み
■部品高騰がスマホ事業を圧迫 粗利率低下の最大の要因は部品価格の高騰だ。中でも(フラッシュメモリーなどの)半導体メモリーは、2022年から続いた供給過剰が2023年7~9月期に転換点を迎え、市場価格が上昇サイクルに入った。その影響により、シャオミを含むスマホメーカーの利益がおしなべて圧迫されている。 「メモリーとディスプレーパネルの市場価格は2024年4~6月期までにピークを打ち、現在は値下がり傾向にある。わが社のスマホ事業の粗利益率は、10~12月期には確実に改善する」
盧総裁は決算説明会でそう明言するとともに、スマホの拡販についても強気の姿勢を崩さず、次のように述べた。 「2024年の通期の出荷台数は1億7000万台を目指している。中南米やアフリカなどの海外市場にはまだ大きな成長余地がある」 (財新記者:劉沛林) ※原文の配信は11月18日
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