24歳の学生レーサー池上あかり、別府-いわき平間を車移動で卒業式とレースの両立にトライ「体調は大丈夫」/ガールズケイリン
いわき平競輪場で23日から開催されている「夕刊フジ杯(F2)」。初日2レースに出走した池上あかり(24歳・福岡=122期)に話を聞いた。 レースは最終ホームで先頭に立ち、二度三度後ろを窺いペースアップを図るも捲られて6着。「前に出てからもっと早く全力で行けば…」と悔やむが見せ場は作った。 そんな池上は前回19日終わりの別府ミッドナイトを追加で走り優出。そこから中2日で今開催。13~14時間かかったという別府からいわき平までは、車で来たという。長距離移動を決行したのは26日の大学の卒業式に間に合わせるため。ミッドナイト終わりで翌日東京での卒業式に間に合わせるには車しかない。とはいえ、別府かいわき平か卒業式か、凡人ではどれかを諦めてしまうところ。そこに大学と競輪の両立をこなすことができた芯の強さの一端を垣間見ることができた。 「ゆっくり眠れたし体調は大丈夫です」と元気。まずは怪我なく無事に走って欲しいところ。(アオケイ・市川記者)