ドラフト1位候補の明治大・宗山塁 今季初戦で決勝HR 史上34人目の通算100安打にも王手【東京六大学野球】
◇東京六大学野球秋季リーグ 明治大10-0東京大(21日、神宮球場) 来月24日に開催されるプロ野球ドラフト会議で1位競合が予想される明治大学の宗山塁選手(4年)が、9回表に試合を動かす決勝ホームランを放ちました。 【画像】2戦連続欠場となりベンチから声を出す宗山塁選手 今年2月に侍ジャパントップチームに大学生ながら選出されるも、ケガにより欧州代表との試合に出場できなかった宗山選手。春のリーグ戦でも上半身のコンディション不良などで5試合の出場にとどまりました。 この日が秋のリーグ戦の初戦となった明治大学。宗山選手は「3番・ショート」でスタメン出場しました。対する東京大学の先発は、元千葉ロッテの投手・渡辺俊介氏を父に持つ渡辺向輝投手(3年)。父を彷彿とさせるサブマリン投法で明大打線を8回無失点に抑えます。 しかし両チーム無得点の9回、ここまで3打席ノーヒットの宗山選手に打席がまわると、東大2番手・平田康二郎投手からライトスタンドへ均衡を破る一発を放ちます。これが宗山選手のリーグ戦通算99安打目となり、史上34人目の通算100安打に王手をかけました。 宗山選手のHRで勢いづいた明大打線はこの回に一挙10得点の猛攻を見せ、秋季リーグ初戦を勝利で飾りました。 試合後、宗山選手は「チームとしてはもちろん優勝、個人としては今日のような勝敗に関わる1本を常に意識してやっていきたい」と大学生活の集大成となる今リーグの目標を語りました。