折田涼夏、初2年越しの熟考…スタイルブック『なついろ。』(宝島社)でさらけ出した“仕事論”
SNS総フォロワー数160万人を抱えるインフルエンサー・折田涼夏(20)が、自身初のスタイルブック『なついろ。』(宝島社)を発売したのは今年7月のこと。それから2ヶ月が経った現在も反響が続々と寄せられているという。「もともとは若い女性ファンが多かったんですけど、本のお渡し会には年配の男性もたくさん来てくださったんですよ」とうれしそうに笑う次世代のファッションリーダーに制作の舞台裏を語ってもらった。 【別カット7点】折田涼夏、撮りおろしカット 「スタイルブックを作りたいというのは、なにも昨日・今日で急に出た話ではないんです。18歳のときからずっと『スタイルブックやりたい! 出すなら20歳の夏がいい!』って言い続けていたんですね。だからもう内容は2年越しで熟考しました」 現在、折田涼夏はSNSで美容やファッションを発信する立場だが、そうしたジャンルの知識は雑誌を見ながら吸収したという意識がある。だから「いつか自分も1冊の本にまとめたい」と考えるのは自然なことだった。Z世代であるにもかかわらず、紙媒体への思い入れが強いのだ。 「簡単なメイクの紹介くらいだったら動画でもできるんですけど、やっぱり細かいニュアンスが伝わり切らない部分もあるんですよね。それと自分の想いをしっかり伝えるという意味では、やっぱり活字のほうが向いている部分はあるじゃないですか。なにか残せる形のものにしたかったという気持ちもありました」 出版社サイドとの打ち合わせでも、最初の段階から矢のように企画を出していった。「涼夏になれるヘア&メイク」「リアル毎日ごはん」「私服コーデ紹介」「SNSで募集した質問に回答 Q&A100」「豪華ゲストとのスペシャル対談」などの充実したコンテンツは、すべて折田の温めていたアイディアがベースになっている。 「カメラマンさんに対しても結構わがままを言ってしまったんです。『もうちょっとコントラストを落としてほしい』とか。初めての本なのに生意気かなとも思ったけど、自分で納得できる本にしたかったんですよね。。 夏というイメージを前面に出した本にしたかったので、撮影のロケーションについても結構細かく口を挟みました。私としては海を絶対に入れたかったんですよ。最初の撮影計画では室内の撮影が多かったんですけど、急遽、直前になってから差し替えていただきました。スケジュールがギリギリだったから、雨が降ったら即アウト。一か八かで撮影に臨みました」