双子の斉藤祥太・慶太(38)「今は子ども優先」パパとしての奮闘ぶり語る「坐薬や爪切りも意外とできるものだなと」
慶太さん:それだけはしかたないよね。そうやっていろんな病気にかかって免疫ができて強くなっていくから、風邪をひくのも悪いことじゃないと切り替えて思うようにしています。 ── 娘さんの体調不良から、ご自身もダウンすることはないですか。 慶太さん:あんまりないんですが、以前、急性胃腸炎のすごいのをもらって、きつかったです。 祥太さん:僕はもう何回も娘がかかった風邪をもらってます。1年前は想像もしてなかったんですが、子どもの具合が悪いときに坐薬を入れるのとか、意外とやってみるとなんでもできるもんだなって思いました。
── 坐薬や爪切りなどに苦手意識がある方も多いと聞きます。 祥太さん:子どもを目の前にしたら、純粋にやってあげたいという気持ちが生まれますね。爪が伸びていたら、自分のことを引っ掻いてしまって可哀想だなとか、髪の毛が目に入りそうになっていたら切ってあげようかなって。育児をしようというより、一緒に生活をしているうえで、してあげたいことがあるからするという感じです。オムツも、皮膚が荒れないようにすぐ変えてあげようとか、ワセリン塗ってあげようとか。
慶太さん:すごい、うちはオムツのおしっこサインが1回青くなっても、もうちょっと待ちます。1人目のときはそれこそすぐに変えていたんですけど、今は「まだいける」ってちょっと粘ります。 ── 娘さんが芸能の仕事をしたいといい出したらどうしますか。 祥太さん:僕は絶対やってほしくないですね。おすすめはしないです。何かほかのやりたいことを勧めてあげられるようにしたいなと思います。子どもの教育ってそれができるように思うんです。いちおう芸能の仕事をしていた身としては大変さがわかるので、ほかの世界もあるよって。理想ですが、スポーツ選手などもいいですね。
慶太さん:自然や動物と仕事をする人になってほしいな。港区女子とかに…。いや、ならないと思いますけど。僕は、娘から芸能の仕事をしたいと本当にいつか言われるんじゃないかって思ってるんです。アイドルを見て一度はやってみたいなとか。でも、ダメとは言いたくないですね。 そのときが来たら、「パパもそう言う世界にいた」という話をちゃんとしようと思います。「若いときはいっぱい出てたけど、今はそんなに出てないよ」とか、厳しいところも楽しいところもありのままを伝えて、娘自身に選択してもらえたらと思います。娘の人生なので、好きな道で生きてほしいと思っていて。子どもたちの未来は、今後の自分の人生の一番の楽しみと言ってもいいくらいです。そのために自分も仕事を頑張れています。
PROFILE 斉藤祥太さん・慶太さん さいとうしょうた・けいた。1985年生まれ、神奈川県出身。山形県金山町観光大使。44プロダクション所属。ドラマ『キッズ・ウォー』、『ホットマン』などヒット作への出演のほか、『王様のブランチ』レギュラー、映画『タッチ』では双子の兄弟として主演を果たす。現在は俳優業と並行して職人としても働く。 取材・文/内橋明日香 写真提供/斉藤祥太・慶太
内橋明日香