トランプ氏がマクドナルドでバイト体験「カマラより15分長く働いた」 ハリス氏は60歳の誕生日“高齢不安”に照準
<トランプ氏 大統領選にむけ“庶民派”アピール>
アメリカ大統領選挙まで2週間余りとなるなか、トランプ前大統領がマクドナルドで「アルバイト体験」を行い、フライドポテトを揚げる様子を報道陣に公開しました。 20日、激戦州・ペンシルベニア州にあるマクドナルドを訪問したトランプ前大統領は、エプロン姿で厨房に入り、店員に教わりながらフライドポテトを揚げたり、ドライブスルーの客に商品を手渡したりしました。 トランプ前大統領 「一日中やっていられそうだ。この仕事は嫌いじゃない。また働きに来るかもしれないね」 民主党候補のハリス副大統領が「学生時代にマクドナルドでアルバイトをしていた」と説明していることについては、「全くのうそだ」と一方的に主張したうえで、「私はカマラ(ハリス副大統領)より15分長く働いた」と語っています。 今回の「アルバイト体験」でトランプ氏は、「庶民派」の姿を演出し、中間層にアピールするハリス氏に対抗する狙いがあるとみられます。
<ハリス氏は60歳の誕生日 トランプ氏へ挑発繰り返す>
一方、ハリス副大統領は20日、60歳の誕生日を迎えました。 選挙まで2週間余りとなるなか、78歳のトランプ氏との違いを打ち出し、支持層の拡大を目指しています。 ハリス氏は激戦州の一つ、ジョージア州の黒人教会の礼拝に出席し、参加した支持者らから60歳の誕生日を祝われました。 演説では「私たちがどこに向かうかは自分たち次第だ」「言葉ではなく、行動と投票でその問いに答えよう」と訴えかけました。 勝敗を左右する7つの激戦州では、ハリス氏とトランプ氏の支持率がいずれも拮抗し、支持層をいかに投票に向かわせるかが一つのカギとなっています。 ハリス氏は、78歳のトランプ氏について「選挙戦で疲れ切っている」「錯乱している」などとトランプ氏の高齢不安に照準を合わせた挑発を繰り返すことで、若い世代や投票先を決めかねている有権者の取り込みも目指しています。
テレビ朝日報道局