夏季観光の安全確保へ安房22機関が連携確認 24日から対策強化(千葉県)
夏の観光客の安全を守ることを目的にした、「安房地区夏期観光安全対策本部」(本部長・伏居丈夫安房地域振興事務所長)会議が14日、館山市の安房合同庁舎で開催された。関係機関から約30人が出席し、水難事故防止対策など、今夏の取り組みについて確認した。 同振興事務所を事務局に、県の出先機関、警察を本部員、市町、観光協会、消防などを参与に22機関で組織している。 会議では冒頭、伏居所長が「昨年から花火大会、祭りなどの行事も再開され活気を取り戻しつつあり、より一層水難事故や交通事故、熱中症や衛生管理などの万全の対策を講じていくことが必要。観光客にも地域住民にも、安心安全な楽しい夏を過ごしていただけるよう、連携をより一層密にしながら、安全確保、事故防止に取り組んでいきたい」とあいさつした。 同本部では今年▽水難事故防止対策▽地震・津波発生時の危機管理や安全確保対策▽花火大会や祭りなどのイベントの事故防止対策――など8項目の重点施策を掲げ、24日から9月20日までを対策強化期間に定めて取り組む。 重点施策などについて事務局が説明した後、各機関が今夏の実施計画について報告。互いに情報を共有し、来訪者の安全確保のため、連携を深めていた。 同本部によると、海水浴場は昨夏と同様、4市町24カ所で開設に向けて準備を進めているという。