室谷義秀、佐々木雅弘そしてモリゾウ・・・LEXUSカスタマイズを面白くするのは、モータースポーツの感性だった
RZ450e 特別仕様車「F SPORT Performance」
東京オートサロン2024でのLEXUSは、モータースポーツ系とのコラボ色が強め。フルBEVとコンパクトハッチを素材としているあたり、ブランドとしてのトレンドに、しっかり時代の変化を反映していることが実感される出展ラインナップだと思います。 【写真はこちら】irect Shift 8ATをはじめ、パッケージ、ボディ、サスペンション、タイヤにいたるまで専用開発(全6枚) 新型車・カスタマイズ、モータースポーツ、屋外・デモランの3つのテーマを掲げたゾーンと、MORIZO Garageの4部構成で展開された、東京オートサロン(TAS)2024のトヨタワールド。見どころは文字どおりてんこ盛りながら、とくに注目のモデルをまずはLEXUSブランドからピックアップしてみました。 まずはフルBEVのRZ450eに、F SPORTのハイパフォーマンスがプラスされた、そのものずばりな「RZ450e F SPORT Performance」。日本屈指のプレミアムブランドとして、最先端のBEVにもしっかり遊び心をプラスした特別仕様車です。 もともとはTAS2023で出展された「RZ SPORT CONCEPT」をベースに、走りの楽しさを追求したモデルですが、さらなる進化を支えたのがエアレース・パイロットの室屋義秀選手と、レーシングドライバーの佐々木雅弘選手でした。 ねらい目は「機能に根差したデザイン」とのこと。空力とともに、走りの性能も鍛え上げているそうです。限定100台の抽選販売と、真に特別な仕様となっています。 2024年1月12日(金)から2月19日(月)まで全国のレクサス店にて抽選申し込みを受付、当選者には申込を受けた販売店より2月22日(木)以降に連絡、商談を開始することになるそうです。
LBX MORIZO RR CONCEPT
もう1台の注目株は、プレミアムブランドながらダウンサイジングの魅力を改めて実感させてくれる1.6L直3ターボ搭載コンパクトホットハッチがベース。 「LBX MORIZO RR CONCEPT」という車名どおり、レーシングドライバーのモリゾウによって「クルマとの対話を楽しみ、思わず笑みがあふれ、非日常の高揚感を味わえる」ハイパフォーマンスモデルに仕上げられています。 Direct Shift 8ATをはじめ、パッケージ、ボディ、サスペンション、タイヤにいたるまで専用開発されていますが、すべては304ps/400Nmというハイパワーユニットの本領を100%発揮するため。フルタイム4WDと相まって、走行性能にまったく妥協はありません。 モリゾウのセンスが生きているポイントは、フロントのユニファイドスピンドルのメッキモールやブレーキキャリパー、さらにシートベルトにモリゾウのシグネチャーカラーであるイエローがあしらわれているところ。 プライベートな愛車にGRカローラやiQ GRMN、ジムニーといった、フィット感の高いモデルが揃うモリゾウだけに、ただ上級感を見せびらかすだけではないカジュアルラグジュアリーの演出もまた巧みです。
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