サッカー・雨の日の戦い【アフロスポーツ プロの瞬撮】
スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。 視界が悪くピッチは滑る。選手たちの攻防は激しさを増す。 一つのミスが得点につながってしまう。 雨の中では非常に激しい戦いが行われる。 我々カメラマンも雨に打たれながらの撮影になる。 視界が悪くピントが雨に持っていかれることもある。 ただ、その中での撮影だからこそ撮影できるものがある。 写真に写る雨粒はピッチで戦う選手たちの激しい戦いをより一層引き立たせた。 厳しい環境の中での撮影は選手たちの魅力をより写し出すことができる。 雨の日の撮影も悪くない。そう思える撮影だった。 ■プロフィル 森田直樹 1993年、奈良県生まれ。2014年、ビジュアルアーツ専門学校・大阪卒業後アフロに入社。 4年間のスタジオアシスタントを経て2018年よりアフロスポーツ所属。 スポーツ選手の心情を追い、選手たちの努力、成長や挫折、感動を写真で表現することを目指す。 スポーツ撮影を中心にポートレイトなどジャンルを問わず活動中。
アフロスポーツ
1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。 各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。