榎原依那「今でも大衆酒場で″一人せんべろ″してます!」【今週のカバーガールの胸のウチ】
「皆さんのおかげでほとんど叶いました」
――今年2月にグラビアデビューするや、大きな注目を集め、榎原さんがFRIDAYの表紙を飾ると売り上げはアップし、完売店も出るほど。10月18日には初となる写真集が発売前重版決定と、飛ぶ鳥を落とす勢いですね。 【画像】榎原依那 お気に入りはこれ!草原で"大胆ドレッシーワンピース"姿にドキッ…! 「年始めに設定した1年間の目標は、『とにかく’24年を全力で駆け抜けよう』ということでした。『グラビアでいろいろな雑誌に出たい』『表紙を飾りたい』などの目標を立てたら、皆さんのおかげでほとんど叶いました。でも、写真集は『やれたらいいな』というボーナスみたいな感覚で、私自身も驚いています」 ――初写真集のロケ地は台湾で、ビーチや観光地で撮影し、海外での開放感からでしょうか、飾らない素顔も見せています。初となるランジェリー姿にも挑戦されていますし、見どころ満載ですね。 「どの衣装も私の好みで選ばせていただきましたが、黒のキャミソールワンピースを着ながら、草原で花束を持ったカットがお気に入りです。海外セレブのようなドレッシーな衣装で、これまで着たことがなかった。普段はオーバーサイズのダボッとした服をよく着ているので新鮮で気に入っています。 タイトルの中にある『ism』は主義という意味ですが、自分らしさ、自分のやり方、自分なりの表現が、この一冊に詰まっていると思える仕上がりです!」 ――FRIDAYで2月にグラビアデビューとなりましたが、いま現在との違いは? 「デビュー当時は筋トレを一切したこともなく、撮影に臨むときは5日前から食事を抜いていました。でも、そんな方法が長続きするわけもなくて、心身に負担を感じたんです。写真集が決まった夏からは、週3でパーソナルトレーニングに励むことにしました。 その場しのぎじゃなく、筋トレをして身体を変えていくと、逆に食べないと筋肉が維持できないので、食事や睡眠も見直しました。数ヵ月で、背中やお尻がガラリと変わりました。背中が引き締まっているのが自分でもわかるほどでした。揚げ物や炭水化物をちょっと控えるようになりましたが、ストレスなく普通に食べて飲んでも太らなくなったので、トレーニングは大事だな、と。私の背中にも注目してください!」 ――お酒が強いと聞きます。 「自宅ではあまり飲みませんが、一人で外に飲みに行きます。千円でべろべろに酔える ″せんべろ″といわれる大衆酒場でおっちゃん9割の中、枝豆、厚揚げ、チャンジャをあてに烏龍茶割りや緑茶割りを飲んでいます。 横にいるおっちゃんから『なんで君みたいな若い子が』みたいに声をかけられることも多くて(笑)。話しているうちに枝豆とかを奢(おご)ってもらえることもあります。フライドチキンを頼むか悩んでいたら、『食べたそうに見ていたから』とおすそ分けをしてもらったことも。ハッピーアワーを狙ってよく行ってますよ」 ――お酒好きは家系なんですか? 「『五十数年後の私かも』と思うくらい私とよく似た祖母が、麻雀やカラオケでお客さんをもてなすスナックを大阪でやっているんです。 地域のおじいちゃんやおっちゃんたちのたまり場みたいになっていて、私も小学生の時、授業が終わるとスナックで地元の人たちと演歌を歌っていた。 いまでも1ヵ月半に1回くらいのペースで大阪に帰っているのですが、祖母の店には必ず顔を出します。常連のお客さんから『大きくなったな』『元気か』って、頭をナデナデされています」 ◆独りで場外馬券売り場へ ――榎原さんは競馬番組に出演されるなど競馬好きで知られていますが、それは誰の影響ですか? 「お父さんですね。父は″公営ギャンブルグランドスラム″な愉快な人で(笑)、小さい頃、『お馬さんを観に行こう』と誘われて、動物園じゃなくて競馬場に行っていました。 今でも独りでおっちゃんたちに交じって場外馬券売り場に行きます。そんな環境で育っているのでカッコいい女やかわいい女子になるわけがない(笑)」 ――榎原さんの天真爛漫な話しぶりを見ていると、バラエティ番組で活躍しそうですね。 「適性はあると思います。なにせ3歳からおばあちゃんのスナックのカウンターを舞台にして踊っていたんで、お酒にまつわるエピソードトークはかなり持ってますから(笑)。『酒のツマミになる話』(フジテレビ系)とか、居酒屋ロケとか、お酒関連の番組に出てみたい」 ――共演したいお笑い芸人はいますか。 「『さらば青春の光』の森田哲矢さん(43)が好きです。YouTubeの動画もほとんど視聴しています。写真集の重版分から帯コメントもいただいたので、共演した際に感謝を述べたいです!」 ――将来はどんなタレントさんになりたいですか? 「単年ごとにしか目標を立てられないので、どうなんだろう? でも、さまざまな番組に出られるようになって稼いだお金で、お母さんに家をプレゼントしたい。カラオケや麻雀、ボウリングができる小さなテーマパークを地元で作って、地域の人の憩いの場にするのもいいですね!」 ◆エノハラ イナ Enohara Ina 大阪府出身のタレント。今年2月にFRIDAYでグラビアデビュー。 以降、破竹の勢いでさまざまなメジャー誌のカバーを飾っている。 ◆最近のマイベスト「COMIC」 『大家さんと僕』(2017年) お笑い芸人の矢部太郎さん(47)と、矢部さんの住むアパートの大家さんであるおばあさんとの日常を描いたものです。実話を基にしたフィクションなので派手なことは起こりませんが、大家さんと矢部さんとの関係性がとっても素敵です。上品なユーモアで日々を包んでいる感じ。私もこの大家さんのように歳を重ねていきたいですね。後半から涙なしには読み進められない、私の心の一冊です! 『FRIDAY』2024年11月1・8日合併号より 取材・文:岩崎大輔
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