県内唯一の屋内スケートリンク場が60年の歴史に幕…新リンク設置を目指し署名活動も 静岡
テレビ静岡
静岡県内唯一の屋内スケートリンク場、浜松市の通称「浜スポリンク」が老朽化や電気代の高騰で半世紀以上の歴史に幕を下ろしました。一方で、練習場所を取り戻したいとクラブチームなどによるリンク設置の署名活動が始まっています。
「60年ありがとう」
浜松スポーツセンター・中村和樹さん: きょう最後になっちゃうけど、君たちは1年という子もいれば10年という子もいるけど、スポーツセンターとしては60年、スケートリンクを使ってもらって本当にありがとうございました
大勢のスケートファンに愛されながら58年の歴史に幕を下ろした浜松スポーツセンターの屋内リンク場、通称「浜スポリンク」。 最後の営業日となった5月31日には、フィギアスケートやアイスホッケーのクラブなどが氷上での最後のひと時を楽しみました。 女の子: 最後にみんなで楽しく滑れているので、いい思い出になると思っています 男の子: きょうでリンクが最後だけど、みんなと楽しく思い出をつくれたのでうれしかったです 浜松フィギュアスケートクラブ・竹下誠司コーチ: 今までも選手の出会いと別れというのは何回か経験してきたんですけど、今までの見送りとは違う形で、いつも以上に胸来るものというか、これでまた会えない期間が長くなる選手もいるので、いつも以上に寂しい気持ちになりました
思い出のリンクとの最後の時間はあっという間に過ぎていき、58年間使用してきた製氷機も止められました。 照明も落とされ、スケートリンクの営業は終了しました。
浜松スポーツセンター・中村和樹さん: これでもうこれが動くことはきょうでないと。本当にありがとうございました
新しいリンク設置めざし署名活動
子どもたち: 署名活動のご協力お願いします! 一方で、練習場所を失ったクラブチームは県内での新しいリンク設置を目指し、署名活動を始めました。 署名した女性: うちの息子も小さい頃からずっとフットサルを続けて、いま選手になったのでちゃんと練習場があって続けていけば、立派な選手になれるといいなと思って署名をしました