巨人・オドーアは開幕直前に電撃退団......プロ野球新外国人ガチ診断! 優勝のキーマンになるのは誰だ?
■先発もリリーフも右投手が豊作 投手のAランクは、まず阪神のゲラ。2018年にパドレスで遊撃手としてメジャーデビューした後、投手に転向した異色の経歴だ。野手出身だけにフィールディングはお手のもので、辛口の岡田彰布監督も「牽制うまいな。バント処理とか全然問題ないよ。注文つけるとこない」と絶賛。 野球評論家の野村弘樹氏はこう解説する。 「とにかくボールが高めに浮かないのが魅力で、ストレートはもちろんツーシーム、カットボールなど変化球も低めに集める。当初は7回あたりを任せる構想だったようですが、抑えも十分に務まります」 岡田監督も、「後ろ(抑え)で十分投げられると思う。昔みたいに固定じゃないから」と、"日替わり守護神"プランを明かしている。 ちなみに昨年のWBCにはパナマ代表として出場。趣味は自転車で1日50㎞走る日もあったといい、下半身の安定はそのたまものか? Aランクにはほかにも、野村氏が高く評価する投手たちがずらり。DeNAの先発右腕ジャクソンは、帽子から元気にはみ出す長髪とボリューム満点のヒゲが印象的だ。「ちゃんと毎日洗ってるよ。水洗いで」とは本人談。 「ストレートが見た目以上に速く、かつ強い。チェンジアップも良く、特に右打者相手に効果的ですね」(野村氏) 広島のハッチは最速157キロ右腕。メジャーではリリーフだったが、今季は先発で期待されている。趣味は山登り。 「チェンジアップ、カットボールはカウント球にも決め球にもなる変化球。剛球という感じではないけれど、先発ローテーションを守って堅実に勝ち星を積み上げるタイプに感じられます」(野村氏) ハッチに関しては日本ハム、そして韓国球団との獲得競争もあったようだ。「課題と見られていたクイックも修正済み。目立つ欠点がなくなりました」(セ某球団先乗りスコアラー)というから要チェック。 巨人との競争の末にオリックスが獲得したというマチャドは、WBCベネズエラ代表でメジャー通算137登板の経験豊富なリリーフ右腕。速球は平均球速155キロで、145キロ前後のチェンジアップもあり、緩急でゴロに打ち取るタイプだ。 「安定感がありますよね。中嶋聡監督は7回か8回を任せる構想のようですが、うってつけです」(野村氏)