【MLB】ブルージェイズ・ゲレーロJr.が調停回避 ソト、大谷に次ぐ歴代3位の年俸2850万ドルで合意
日本時間1月10日、MLBは各球団が年俸調停権を持つ選手と希望額を提示し合う期限を迎えた。ブルージェイズはFA前の最終年を迎えたブラディミール・ゲレーロJr.との年俸調停を回避し、年俸2850万ドルで合意。これは年俸調停権を持つ選手としてはフアン・ソト、大谷翔平に次ぐ歴代3位の金額となる。なお、ブルージェイズはゲレーロJr.との契約延長を目指しており、今後は長期契約締結に向けた交渉を進めていくものとみられる。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在25歳のゲレーロJr.は2019年にメジャーデビューし、今季がFA前の最終年となる。2021年に自己最多の48本塁打で本塁打王のタイトルを獲得。昨季は159試合に出場して打率.323、30本塁打、103打点、OPS.940の好成績をマークし、3年ぶり2度目のシルバースラッガー賞に輝いたほか、オールMLBの1stチームにも選出され、MVP投票では6位となった。 これまでの実績や昨季の活躍もあり、今季の年俸は3000万ドルを突破する可能性もあるとみられていたが、最終的には年俸調停を回避して2850万ドルで合意。年俸調停権を持つ選手では、2023年に大谷が初めて3000万ドルの大台に乗り、2024年にはソトが3100万ドルで大谷の記録を塗り替えていたが、ゲレーロJr.の2850万ドルはその2人に次ぐ歴代3位の金額となった。 なお、今回2850万ドルで合意したことは、ブルージェイズとゲレーロJr.が長期契約を結ぶ可能性が消滅したことを意味するわけではない。ブルージェイズは今後、ゲレーロJr.との契約延長に向けて交渉を進めていくことになるだろう。ただし、ゲレーロJr.はスプリング・トレーニング開始以降に交渉に応じるつもりがないことを明らかにしており、ブルージェイズにとってはスプリング・トレーニング初日が交渉のデッドラインとなる。契約延長がないまま、今季終了後にゲレーロJr.がFAとなった場合、ソト、大谷に次ぐ歴代3位の大型契約を得ることが予想されている。