「実質タダで乗れてサイコー!」 新車価格より“高く売れる!?” 「資産価値の高い」国産車3選
価値は新車以上!? リセールバリューの高いクルマとは?
一般的にクルマは年数が経過したり、走行距離が伸びたりするのに比例して、資産価値は下がっていくのですが、一部では新車価格を上回る高値で中古車が取引されることもあります。 要因としては需要と供給のバランスや、パフォーマンス、独自性などが挙げられますが、それらの魅力を兼ね備えたこれらのクルマは、単なる移動手段としての存在を超え、投資の対象としても価値を持っています。 今回は現行モデルのなかで、新車以上の高値で中古車が取引されているリセールバリューの高い国産車を3台紹介します。 【画像】「えっ…!」 これが「新車より“高く売れる!?”」クルマです(30枚以上)
●ホンダ「シビック タイプR」 シビック タイプRはシビックの本格スポーツモデルとしてラインナップされており、現行モデルは2022年7月に登場しました。 11代目シビックをベースに左右フェンダーをワイド化し、ボディ前後には専用エアロパーツ、大型の専用ウイング、専用チューニングのサスペンションやワイドタイヤなどを装着。 空力性能を向上させるとともに、整流効果や強力なダウンフォースを狙った迫力あるスタイリングとなっています。 インテリアはタイプR専用の赤いバケットシートやフロアカーペットが採用され、アルミ削り出しシフトノブなどにより独特のレーシーな雰囲気を演出しています。 エンジンは、タイプR専用となる最高出力330ps・最大トルク420Nmを発揮する2リッターVTECターボエンジンを搭載。 これに6速MTが組み合わされます。 新車価格(消費税込、以下同)は499万7300円ですが、中古車市場では568万8000円から732万円と、モデルによっては新車の1.4倍前後の価格で販売されています。 ●日産「GT-R」 日産「GT-R(R35型)」は2007年10月に登場しました。 それまで、同社が販売していたスポーツセダン・クーペ「スカイライン」の最高峰モデルであるGT-Rの血統を引き継ぎ、「究極のドライビングプレジャーを追求する」というコンセプトのもと、日産の技術を詰め込んだクルマとして君臨し続けています。 デビューから17年が経過してもなおフルモデルチェンジを受けておらず、年々デザインやエンジンに熟成を重ねて常に進化を続けましたが、R35型としては2024年3月14日に発表された2025年モデルが最終となり、2025年8月に生産終了が予定されています。 パワートレインは、VR38DETT型3.8リッターV型6気筒ツインターボエンジンに、6速のデュアルクラッチトランスミッションと4WDシステムを組み合わせています。 2007年の登場当初は最大出力480ps・最大トルク588Nmを誇りましたが、2024年モデルでは最大出力570ps・最大トルク637Nmへと向上。 専用チューンを施したNISMOモデルでは600馬力・652Nmを発揮します。 新車価格は1444万3000円から3061万3000円ですが、2024年式のモデルを中古車市場でみてみると、1950万円から4251万8000円と、1.4倍前後の価格で取引されています。 ●トヨタ「ランドクルーザー 70」 ランドクルーザー70は1984年にトヨタの本格SUVとして登場。 日本では2004年に販売が終了した後も、一部市場では現在も販売され続け、その質実剛健さや信頼性から大きな人気を得ています。 その後2014年に日本では4ドアバン(76系)とピックアップモデル(79系)を約1年限定で再発売し、2023年8月には9年ぶりとなるランクル70の4ドアバンが再々販されました。 エクステリアは四角くシンプルなフォルムを継続しつつ、フロントフェイスに大きい丸目ヘッドライトを用いて、可愛らしくもタフなデザインに変更。 さらにテールライトをバンパー内に移設したり、ドアミラーの形状変更、ホイールデザインが刷新されるなど、現代に合わせて細やかな改良が加えられています。 インテリアは、メーターパネルやハンドルのデザイン変更以外は、2014年時のモデルを踏襲したデザインとなっています。 走行性能に関しては、耐久性に優れ信頼度の高いラダーフレームを継続して採用するなど、優れたオフロード走破性を維持しつつ、オンロードでの乗り心地も向上しています。 エンジンは最高出力204ps・最大トルク500Nmを発揮する、2.8リッター4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載し、これに6速ATを組み合わせています。 新車価格は480万円なのに対し、中古車市場では1000万円から1085万円と、新車の2倍以上の価格で販売されています。
くるまのニュース編集部