元てれび戦士・小澤竜心、ダンスきっかけに再び開けた芸能界の道「いろんなステージで活躍できる表現者になりたい」
学校のような存在だった『天てれ』の経験も大切に
――将来的にどうなっていきたいと考えていますか? 俳優としてドラマや映画、舞台などに出演し、ダンサーとしても活動し、これまでの自分のバックグラウンドを武器にして、いろんなステージで活躍できる表現者になりたいです。 ――ダンサーとしての技術はもちろんですが、ほかにもご自身の強みだなと感じていることがありましたら教えてください。 僕は人間観察が好きで、人の真似をするのも好きなので、そういったことが表現力としてお芝居にも活かせるといいなと思っています。 ――『天才てれびくん』への出演も大切な活動だったと思いますが、ご自身にとってどんな経験になっていますか? 出演させてもらっていたのが小学4年生から中学2年生までで、学校よりも『天才てれびくん』のほうが多かったのではないかなというぐらい、学校感覚で通っていました。そこで礼儀など学ぶことが多かったですし、撮影で地方に行くことも多かったので、本当に学校みたいな存在でした。 ――当時の経験が今も活きているなと感じていますか? 感じています。『天てれ』で、出演者だけでなく、裏で支えてくださっている方々がいるということをすごく感じ、そういう方たちへの感謝の気持ちは常に忘れないですね。また、応援してくださる視聴者やお客様にちゃんとお届けしていこうという強い気持ちも、『天てれ』に出演していた時から変わらず今も持っています。 ――高校時代は学校に専念されましたが、『天てれ』に出演したことも、芸能界で活動していきたいと思うきっかけになりましたか? なりましたね。本当にすごく楽しかったので、もう1回あのような経験をしたいと思って、芸能活動を続けたいと思いましたし、願わくは『天才てれびくん』にもう1回出たいなと思います(笑)。 ――12月6日から『ヴェニスの商人』が始まります。シャイロック(草なぎ剛)の娘・ジェシカ(華優希)と駆け落ちするロレンゾー役を演じられますが、意気込みをお聞かせください。 『ヴェニスの商人』というシェイクスピアの有名な作品に出演できるという喜びを噛みしめながら、全力でジェシカと駆け落ちします(笑)。そのエネルギーを皆さんにも体感していただけるように精一杯努めさせていただきますので、ぜひ見に来ていただけたらうれしいです。 ■小澤竜心 2004年12月13日生まれ、秋田県出身。4歳からジャズダンスや少林寺拳法などを始める。幼少期は子役として歌舞伎の舞台などに出演したほか、NHK Eテレ『天才てれびくん』のてれび戦士として活動。近年は、香取慎吾、Mrs.GREEN APPLE、郷ひろみらアーティストのライブやMV、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』(2024)R&Jダンサー、舞台『多重露光』、『斑鳩の王子 ー戯史 聖徳太子伝ー』など、俳優・ダンサーとして活動している。舞台『ヴェニスの商人』は、東京・日本青年館ホールにて12月6日~22日、京都・京都劇場にて12月26日~29日に、愛知・御園座にて2025年1月6日~10日に上演。 ヘアメイク:藤村はる香 スタイリスト:平井香穂 衣装:ニット/LAD MUSICIAN(LAD MUSICIAN SHINJUKU) パンツ/TAAKK(JOYEUX) シューズ/パラブーツ(パラブーツ青山店) パールネックレス、パール×チェーンネックレス/HERGO(アドナスト) バインドネックレス、リング、ブレスレット/NARRATIVEDLATOON(アドナスト)
酒井青子