残留目指す柏、3試合連続の後半AT被弾で2連敗…福岡はファーストプレーでアクシデントも劇的勝利
[11.3 J1第35節 福岡 2-1 柏 ベススタ] J1リーグは3日、各地で第35節を開催した。残留を目指す17位の柏レイソルはアビスパ福岡に1-2で敗れた。10月19日のFC町田ゼルビア戦(△1-1)、10月23日の浦和レッズ戦(●0-1)に続く後半アディショナルタイムの失点で2連敗。降格圏の18位・ジュビロ磐田より1試合多く消化する中で勝ち点差は4のままとなった。 【写真】影山優佳さんが撮影した内田篤人氏が「神々しい」「全員惚れてまう」と絶賛の嵐 福岡はファーストプレーでアクシデント。キックオフの流れからロングボールを競ったMF小田逸稀が腰を痛め、MF亀川諒史との負傷交代を余儀なくされた。それでも前半40分、MF重見柾斗のクロスをMF金森健志が合わせて先制点を奪った。 柏は前半アディショナルタイム、DFジエゴが敵陣からGK松本健太へ蹴ったパスがゴールに向かってしまう。それでも松本がなんとか追いつき、オウンゴールを回避。福岡の1点リードで後半に突入した。 すると後半4分、FW細谷真大を起点に柏が攻め込むとMFマテウス・サヴィオが左斜め45度から右足を振り抜いて同点ゴールを決めた。直後にはFW木下康介がゴール前で浮き球を収めるも、シュートは打ちきれなかった。 その後は福岡のFWシャハブ・ザヘディ、柏の木下が前線で存在感を示すも得点には至らない。柏は後半41分、サヴィオのクロスをFW垣田裕暉が頭で合わせたがGK永石拓海の好セーブに阻まれた。 1-1で試合が進む中、福岡は後半45+2分に左サイドからのFKを獲得。MF前寛之が蹴ったボールをMF鶴野怜樹が頭でフリックしてDFドウグラス・グローリがシュートすると、相手に当たってこぼれたところをFW岩崎悠人が右足ボレーで合わせて劇的な勝ち越しゴールを奪った。試合はそのまま終わり、福岡が2試合ぶりの勝利を飾った。