「ギターを作るため」三木楽器の役員を逮捕 絶滅恐れで取引規制の木材を密輸入か「30回くらい輸入」
読売テレビ
絶滅の恐れがあるため、取引が規制されている木材を、ギターを作るために密輸しようとしたとして、大阪市の老舗楽器販売会社「三木楽器」の役員の男が逮捕されました。 逮捕された三木楽器の取締役、磯部壮容疑者(47)は、今年1月から2月の間に、絶滅の恐れがあるとしてワシントン条約で規制されたツルサイカチ属の木材を、パラグアイから密輸しようとした疑いが持たれています。 西村菜花 記者 「こちらの木材は木の密度が高く、ギターにすると良い音が出るということで、愛好家などから人気があるということです」 磯部容疑者は、「木材は三木楽器ブランドのギターの材料として使うものです」と容疑を認めたうえで、「2018年から30回くらい輸入し、ギターにして販売していた」とも話しているということです。 ホームページによりますと、三木楽器は江戸時代の1825年に書籍業として創業。明治に入って楽器の取り扱いを始め、現在は大阪市内を中心に楽器販売店や音楽教室を営んでいます。
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