立川志らく、落語立川流・一般社団法人化の“誤解”を説明。「寄席に出られるようになるのか」との声に、師匠の故・談志さんの言葉を紹介
落語家の立川志らくが20日、自身のX(旧ツイッター)を更新。所属する「落語立川流」が今月になって一般社団法人になったことについて触れ、世間から誤解を受けている点について説明した。 ◆立川志らくがエール送った「お見送り芸人しんいち」の投稿【写真】 「私が副代表になったことはどうでもよく、誤解されているのが、これで立川流も寄席に出られるようになるのか?と巷で言われる事」とつづると、師匠でもある創始者の故立川談志さんが「寄席に出られない、ではなく、意志を持って出ないのだ」と生前に語っていたことを紹介。さらに「つまり寄席修業をしなくても落語家は育つのだ」とし、1983年に落語協会とたもとを分かつことにしたという。 志らくは法人化された理由について「何が言いたいかというと、寄席に出たいために法人化したわけではないってことです。談志を知らない孫弟子の時代を想定して組織としてきちんとしておくということ」と説明。 談志さんが2011年に死去した際のことにも触れ、「だいたい、談志が亡くなった時、志らくは何言っていたか。『立川流はこのまま流れ解散でいいよ』 勿論、現在は副代表だからそんなことはいいません。重たいなあ副代表」とも記した。 一般社団法人化されたのを機に、立川志の輔が代表に就任。副代表を弟弟子の立川談春と志らくが務めることになった。
中日スポーツ