車検切れの消防車で防火パレード、放水訓練も 岡山県赤磐市消防本部「消防団の確認不十分」
岡山県赤磐市消防本部は16日、車検切れの消防車1台を業務で使用したと発表した。有効期限は11月1日だったが、同10日に市内で行った放水訓練・防火パレードで市消防団員2人が交代で運転し市道約16キロを走行した。 本部によると、市所有の消防小型動力ポンプ積載車で消防団が管理。訓練・パレード後に車検請負業者の指摘で団員が気付いた。業者も訓練・パレードに参加していた。本部は年度初めに車検対象の車両を消防団に連絡していたが、消防団側の確認が不十分だった。 消防団は同日、業者に車検を依頼した。本部は道路運送車両法違反(無車検)に当たるとして赤磐署に届けた。有効期限前に消防団に再度連絡する再発防止策も決めた。楢原秀幸消防長は「二度とないよう複数の目で確認する」と話している。