菊池雄星、近年エンゼルスで最高額の契約へ…3年97億で合意と報道、弱体先発陣の柱に…今オフの補強費154億か
大リーグ、アストロズからFAとなった菊池雄星投手(33)がエンゼルスと3年総額6300万ドル(約97億円)で合意したと複数の米メディアが25日、一斉に報じた。米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のサム・ブラム記者によれば、2020年に編成トップのミナシアンGM体制になってから最高額の契約だという。大谷翔平を失ったエンゼルスは今季、99敗を喫してア・リーグ最下位に転落した。 まだ、FA市場は活性化していないが、エンゼルスは序盤の主役となっている。強打者ソレアをトレードで獲得し、ベテランの先発右腕ヘンドリックス、2番手捕手のダーノー、そして、菊池を補強するとなれば、総額1億ドル(約154億)を費やすことになる。今オフは特に、昨季低迷の要因となった先発陣の再編成が急務。現状はアンダーソン、ソリアーノ、ヘンドリックスの3枚に若手を加える状況で、菊池は柱として期待がかかるだろう。 菊池にとっては、マリナーズ、ブルージェイズ、アストロズに続いて4球団目の球団となる。今季はアストロズに移籍して、5勝1敗、防御率2.70と好成績をマーク。この活躍が今回の大型契約につながった。アストロズも残留交渉に動いているとの報道もあったが、気候が安定する西海岸を選んだようだ。 エンゼルスと、岩手・花巻東高の後輩、大谷翔平の所属するドジャースは本拠地が近く、「フリーウエーシリーズ」と呼ばれる両チームの戦いが今季は6試合予定されている。5月16~18日はドジャースタジアム、8月11~13日はエンゼルスタジアムで行われる。
中日スポーツ