大谷翔平の元同僚が水原被告と同じ胴元で違法賭博と米報道…現ブレーブス所属のフレッチャー
ドジャースの大谷翔平投手のエンゼルス時代のチームメートで今はブレーブス傘下3Aでプレーしているデビッド・フレッチャー選手が、違法スポーツ賭博に手を染めていたと17日(日本時間18日)、米スポーツ専門局「ESPN」が複数の情報筋の話として報じた。その違法賭博の胴元は、水原一平被告が大谷の口座から約1700万ドル(約26億4400万円)を盗んで支払っていた先と同じだという。 【動画】名実ともに“大谷翔平の日”!レフトスタンドへ13号2ラン!! フレッチャーは、20年までロイヤルズ傘下マイナーでプレーしていた、親友のコルビー・シュルツと共に賭博に関与。複数の情報によると、シュルツはフレッチャーが23年まで所属したエンゼルスの試合を含む野球賭博に手を出していたが、フレッチャーは野球には賭けていなかったという。 フレッチャーは大谷と同じ18年にエンゼルスでデビューし、チーム内で最も仲がよかったとされている。23年3月に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、日本が準々決勝で戦ったイタリアで、フレッチャーが代表入り。試合前には、大谷は通訳だった水原被告と一緒に3人で談笑するなど、仲の良さがクローズアップされた選手だ。 水原被告が今回の違法賭博問題の元締めとされ、連邦政府の捜査を受けている南カリフォルニアのブックメーカー(賭博業者)のM・ボウヤー氏に出会ったのは、21年9月、エンゼルスの遠征先・サンディエゴのチームホテルでのポーカーゲームの場だったと言われている。その場にフレッチャーが同席していたと言われている。 フレッチャーは3月に受けた「ESPN」のインタビューではボウヤー氏の賭博業者を介して賭けをしたことがないと話していた。フレッチャーはこれまで調査対象になったことがなかったが、MLBの関係者によると今後調査されることになるという。 フレッチャーは23年12月にエンゼルスからトレードでブレーブスに移籍。この日は3Aグィネットの一員として、カージナルス傘下3Aメンフィスとの試合に「2番・二塁」で先発出場し、初回の1打席目にタイムリー、2回の第2打席で犠飛を放つなど、活躍。「ESPN」の複数回の問い合わせには応えていないという。
報知新聞社