全米オープン初戦に臨む西岡良仁が意気込み!「良いテニスができれば勝てる可能性がある相手だと思います」<SMASH>
2024年シーズン、4つ目のテニス四大大会「全米オープン」(8月26日~9月8日/アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)がいよいよ本日開幕する! 日本からは、西岡良仁、ダニエル太郎、大坂なおみ、内島萌夏、日比野菜緒、柴原瑛菜の6名がシングルス本戦に出場する。連日現地から熱戦の模様を生中継する『WOWOW』では、戦いを前にした日本選手たち6名にインタビューを行なった。 【動画】西岡が優勝を決めた「アトランタ・オープン」決勝ハイライト ここでは前哨戦の「アトランタ・オープン」(7月22日~28日/アメリカ・アトランタ/ハードコート/ATP250)で見事優勝を果たした西岡(世界ランク53位)の声を紹介しよう。西岡は現地26日、8番コートの第3試合でミオミル・ケツマノビッチ(セルビア/同53位)と初戦を迎える。両者は公式戦5度目の対戦となり、直近では今月のシンシナティ大会で西岡が勝利している。 ―――◆―――◆――― 【西岡良仁インタビュー】 Q:(3度目のツアー優勝となった)アトランタ・オープンの感想を教えてください。 西岡:自分としては優勝すると思っていなかったので、とんとん拍子でよい形で試合に勝てたなと思います。初戦からかなり暑い中での試合だったので、体力的にも大丈夫かな?と思う試合展開も多く、非常によく耐え抜いた1週間でした。セミファイナルも危なかったですし、決勝に関しては雨の延期がなければ負けていたかなと思います。そういった中で、ある意味自分にとって良い流れがきた1週間だったと思います。しっかり勝ち切ったというところが、1つの自信につながったと思います。 Q:(アトランタ後の)シンシナティでは、メンタルが崩れた印象を受けました。あのようなフラストレーションの出し方は珍しいと思ったのですが、ご自身ではどのように考えていますか? 西岡:調子としては非常に良かったです。スタートから彼(H・フルカチュ)はプレーをやめる・やめないと揉めながら試合を行なっていました。試合の進行として、彼があまりやる気がないという感じだったので、そのまま勝てると思っていました。ただ彼のサーブが良く、また大きい選手特有で、彼らは(強い)ボールが打てるので、やる気がなくなったら、とりあえず打つという展開になりました。僕は確実に(試合を)何度か終わらせようとしていったが、彼の打ったボールが良いところに入り、逆転されたので、そこでフラストレーションが溜まりましたね。自分のプレーがどうこうというわけではなく、相手が諦めている中での振り切ったプレーがうまくいき、逆転されたことにフラストレーションが溜まりました。もちろん良くないところだったとは思いますけど、あのような瞬間は自分にとってもあまりありません。テニスとしては悪くなかったというのが1つの救いかなと思います。 Q:現在のメンタル、フィジカルの調子はいかがでしょうか? 西岡:少し身体に痛いところがあるのですが、動いていてそこまで問題ないと思います。テニスの調子に関しては、結果がある程度出てきて、実績も調子も上がってきています。しっかりとここ(ニューヨーク)に入って、長い間調整しているので、テニス的にもメンタル的にもかなり良い状態だと思います。相手(M・ケツマノビッチ)としてもほとんどイーブンで戦っている選手です。シンシナティでは勝ちましたが、こっちの方が、コートが遅いので、ラリー戦になった時にどうなるか。タフな試合だと思いますが、良いテニスができれば勝てる可能性がある相手だと思います。 インタビュー提供●WOWOW 構成●スマッシュ編集部