浦和、今季引退の宇賀神智弥「GMになるのが夢」 批判浴びる立場も「誰よりも厳しさを分かってる」
今季限りで現役引退する浦和の元日本代表DF宇賀神友弥(36)がが26日、さいたま市内のクラブハウスで会見した。 浦和の下部組織に6年間在籍し、流通経大を経て2010年から浦和でプレー。21年に契約満了で退団した際、埼玉スタジアムのピッチで「次の夢は浦和レッズのGMになること」とあいさつしていた。 今後については「退団する時に皆さんの前で言ったこと。ブレることなく、このクラブのGMになる、責任者になることがまず最初の夢」と改めて宣言した。 さらに「その夢をかなえた後、このクラブがいるべき場所にもう一度戻さなきゃいけない。それは、Jリーグと言ったら浦和レッズ、アジアの代表と言ったら浦和レッズと言われなきゃいけない存在。そういうクラブにすることを見据えて浦和レッズのGMをやりたい。このエンブレムを背負って戦う人間の覚悟と責任、応援してくれるサポーターの人が自信を持って『浦和レッズが好き』『浦和レッズが俺の人生』と言ってもらえるようなクラブにしたい」と強調した。 来年の去就については「正直、何も決まってない。クラブとも話はしてるけど、はっきり何も決まってない」と語った。強化責任者は結果が出ない時、ファン・サポーターなど周囲から批判の矢面に立つ立場であり、強いメンタルが必要となる。宇賀神は「何年、浦和レッズでやってると思ってるんですか? 誰よりも厳しさを分かってる。チャレンジしなければ失敗も失敗と分からない。チャレンジして、いろんな人に反応していただきながら成長したい」と力強く話した。
報知新聞社