ヤクルト・村上宗隆、5年ぶり5番も打線つながらず…攻めあぐね3連敗 高津監督「出塁がない」
(セ・リーグ、広島5-1ヤクルト、8回戦、広島6勝2敗、26日、マツダ)今季もまだ〝鬼門〟のままなのか。セ・リーグ最下位のヤクルトは、首位・広島に敵地で敗れて3連敗を喫した。3カードぶりの負け越しでゲーム差は7・5に。高津臣吾監督(55)は村上宗隆内野手(24)を2019年9月25日以来5年ぶりの5番で起用したが、打線は5安打1得点と沈黙し、嘆き節だった。 「つながらないというか、出塁がない。2日で(安打が計)7本だとなかなかね。点ももちろん取れないし、先に点を取られて重い展開でゲームが進んでいった」 広島先発・九里を攻めあぐねた。二、五、七回に先頭が出塁したが、ホームに帰れず。得点は敵失が絡んだ三回2死三塁から長岡が右前適時打を放った1点のみだった。2試合、18イニングで三者凡退は12度。指揮官は「打って出塁して、つないでと言うのは簡単だけど、そこをなんとかしていかないと。今のままでは駄目」と厳しい言葉を並べた。 体調不良で12日のソフトバンク戦の登板を回避した先発の小川も五回途中5失点と試合をつくれなかった。マツダスタジアムでは今季4戦4敗。昨季も1勝11敗1分けと大きく負け越しているだけに、負の連鎖を止めたい。(赤尾裕希)