小池百合子知事、公約出し渋りの蓮舫氏を皮肉る?「公約とは主体的に進めるべきもの」
東京都の小池百合子知事(71)は12日、東京都知事選(20日告示、7月7日投開票)への3選出馬を表明した東京都議会本会議終了後、報道陣の取材に応じ、出馬表明の時期が当初よりずれ込んだことが「後出しじゃんけん」と指摘されていることについて問われ、ライバルの1人となる蓮舫参院議員(56)への皮肉とも受け取れる主張をした。 小池氏は当初、5月29日の都議会開会日の表明を予定したが、2日前の同27日に蓮舫参院議員(56)が都知事選参戦を電撃表明して注目を集めたことで戦略を変更し、出馬表明のタイミングを見極めざるを得ない状況になっていた。 記者から、3選出馬のタイミングについて「後出しじゃんけん」との指摘が出ていると問われると、小池氏は「候補(予定者)は(現段階で)40人くらいおられるということで、全部目配りしているわけではございません」と、素っ気なく答えた。 一方、40人くらいいる候補者の1人の蓮舫氏は都知事選で訴える自身の公約について、小池氏の公約内容を見極めたいとの考えを示し、場合によっては20日の告示日に公表する可能性を漏らすなど、小池氏の動きをかなり意識した対応を取っている。 小池氏は、こうした蓮舫氏の動向を念頭においてか「(私の公約は)今、まとめているというだけ。それぞれが、主体的に進めるべきもの。公約とは、そういうものだと思っております」と、当てこするように語った。自身は「東京大改革3・0」の公約について、近く具体的内容を発表する意向を示した。 東京都知事選にはこのほか、広島県安芸高田市長を退任した石丸伸二氏(41)、元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)らも立候補を表明している。