特殊詐欺の被害拡大が止まらない中今帰仁村在住の俳優が警察署の1日署長を務め、注意を呼びかけました。 　「わたしたちは特殊詐欺等被害防止に向けて取り組むことを宣言します」本部警察署の一日署長を務めたのは、ドラマや映画などで活躍中の俳優尾野真千子さんです。 　今帰仁村の北山高校で開かれたイベントに警察官の制服姿で登場しました。結婚を機に今帰仁村での新生活をスタートし俳優業のかたわら「昭和居酒屋北山食堂」の女将として店を切り盛りしています。 　イベントでは本部警察署の玉寄剛宏署長から委嘱状を手渡され「身が引き締まる思い1日署長を頑張ります」とあいさつ。特殊詐欺防止に関する演劇やディスカッションではおよそ290人の生徒や保護者と詐欺の手口や犯罪対策をわかりやすく学びました。 　尾野真千子さん「今回（一日警察署長を）やらせて頂いて伝えるとか皆さんに認知して頂くことって本当に難しいことだということは感じました」「これをきっかに皆さんが色んなことに気をつけたりして頂けたらいいなと思いながら今日はやらせて頂きました」 　県内では2024年におよそ2億4700万円の被害が確認されていて県警では「犯行手口は巧妙になっている。詐欺が疑われる場合には家族や警察に相談してほしい」と呼びかけています。