福島市、ごみ出し違反で開封調査 分別ルール徹底へ 来年3月から「市民の意識高めたい」
福島市の開封調査を他の市町村も注目する。ある市の担当者は「分別を進める一つの手段になるだろう」とし、成果を注視する。実績次第では導入が広がる可能性がある。 ただ、開封調査は県外の大都市を中心に10年ほど前から本格化してきたが一部の法学者や弁護士らからは個人情報保護への懸念が示されている。福島市は実施に当たり「一般市民が立ち入らない場所で開封する」「担当課長ら管理職が立ち会う」「県警の協力を仰ぐことも検討する」と対策を強調する。 それでも個人の秘密が守られるか懸念は拭えない。市内の会社員女性(36)は「特に女性は気持ち悪さを感じると思う」と心配する。別の40代の会社員女性も反対だとし「市のごみ分別票は分かりにくい。もう少し細かく書いたものを配るなど改善してほしい」と話した。