“アイドル系”で10年。トップセクシー女優が語る、仕事観と結婚観「辞める理由がなかった」
さみしくないのは、新しいことに挑戦しているから
――そして、今年9月、10年所属したメーカー「エスワン」から卒業が発表されました。過去インタビューでは、”エスワン卒業で引退する”という発言もありました。 小島:はい、していましたね。業界トップのアイドル系メーカーといわれる「エスワン」さんにいることは、私自身のひとつのプライドでした。でも、キャンペーン撮影などで新人女優さんと横並びに立ち、同じ衣装を着て……これは大丈夫なのか?と、エスワン10年という歳月を重ねた私は不安になることもありました。スタッフさんは「似合ってるよ!」と言ってくれるのでAV業界は優しくて、やっぱり好きだなぁっと思いますね。 ――活動が長いといえば、現役中に「結婚」を報告する女優も増えました。小島さんは結婚を意識したことは? 小島:正直、「結婚したい」と思うときもありましたけど、今は全然わからない(苦笑)。自分が現役中の結婚は考えられないし、恋愛したい気持ちも年々薄れて行く感じです。さみしくなって、いつか女性用風俗に行くときがくるかもしれませんね(笑)。さみしくないのは、新しいことに挑戦しているからかもしれないです。
どんな時でもそばにいてくれるのが、わんちゃん
――さみしくない理由は、愛犬しゅくる君でしょうか。出会いをおしえてください。 小島:元から実家で猫、うさぎ、ハムスターを飼っていたり、動物が大好きなんです。そして女優活動中の数年前に、一度友達のわんちゃんを預かったんですよ。かわいい白いチワワ。ある日、私が悲しいことがあって、ソファに座り泣いていたら……そのチワワが寄り添って一緒に悲しんでくれた。わんちゃんスゴい!って心打たれました(笑)。わんちゃんを飼いたくなったけど、一人暮らしで飼えるか不安もありました。周りの飼ってる友達から色々聞いたり、事務所の方にもわんこOKの現場のときは連れて行きたいことも伝え、1年かけて適切なブリーダーさんも探しましたね。 ――ペットショップではなかった。 小島:自分がもしもわんこだったら、ペットショップで売られたくないと思い、ブリーダーさんを巡ることにしました。チワワも探したけど、マルチーズが好みになってきて、ある日、愛犬の“しゅくる”に出会いました。もう即決。でも、最初は不安半分・嬉しさ半分。小さな命の責任を背負うわけですから、朝起きて亡くなっていたらどうしよう……と毎晩寝息を確認しに行く。仕事の時も家族やマネジャーさんに様子を見に行ってもらってました。 ――撮影仕事も、気が気じゃないですね。 小島:8時間以上お留守番をするのはよくないそうなので、長丁場になる場合は、一緒に現場に連れて行くか幼稚園、ホテル、ペットシッターなどを利用しています。仕事や私生活の影響も凄いですよ(苦笑)。しゅくるをお迎えする前は海外旅行も好きでしたし、ディズニーにもよく行ってました。でも、今はしゅくる優先。すぐ帰ります(笑)。 ――設立したブランド名「LOULOU-ルル-」とは? 小島:フランス語で「かわいい子供」。愛犬は我が子同然です。あと、わんちゃん用のお洋服は種類がたくさんあるのに、可愛いハーネスは種類が少ないので子供服のように選んでもらいたいとう想いを込めました。また、ブランド設立の理由は愛犬の喉が少し弱かったのも大きいです。首輪をつけて散歩中に咳き込むようになり、胴体に装着するハーネスに変更したんですが、お洋服着せて、ハーネス付けてという作業が面倒だったのと、ハーネス付けると可愛くなくなることもあって……。安全機能でも物足りないもの多かったこともあり、一体型の可愛いハーネスを自分で作ったらいいのでは?という考えに至りました。