安治川部屋 2周年祝う/「関取誕生 うれしい」
大相撲の安治川部屋は20日、東京都内のホテルで開設2周年と、ウクライナ出身の安青錦の十両昇進祝賀パーティーを開いた。参加者約300人を前に青森県深浦町出身の安治川親方(元関脇安美錦)は「2年目に入り、うれしいことに安青錦という関取が誕生した。他の力士も番付を少しずつ上げている。また来年に向けて稽古していく」と述べた。 安治川部屋は2022年12月、伊勢ケ浜部屋から独立して誕生した。 安治川親方は絵莉夫人とともに、笑顔を交え後援者らのテーブルをあいさつして回った。 九州場所で新十両ながら10勝の好成績を挙げた安青錦は「他の部屋に入っていたら、こんなに早く昇進できなかった。今後は関取として若い人を引っ張り部屋を盛り上げていきたい」と誓った。 所属する他の若手力士5人も紹介。三段目の安響(つがる市出身)は「安青錦関や親方の指導を糧に関取になれるようにしたい」、序二段の安桜(深浦町出身)は「(入門は)自分で決めたことなので、最後まで頑張ろうと思う」と決意を披露した。