阿里山鉄道の魅力伝えるテレビ番組 台湾で7月放送 ナレーターに俳優のグイ・ルンメイ
(台北中央社)南部・嘉義を走る阿里山林業鉄路を題材にしたドキュメンタリー番組「神木の森へ 台湾 阿里山森林鉄道」が、台湾の公共テレビ(PTS)で7月4日に放送される。ナレーターは俳優のグイ・ルンメイ(桂綸鎂)が担当する。 番組はPTSとNHKが共同で制作し、日本では2月に放送された。沿線の絶景の他、スパイラルループ、スイッチバック、馬蹄カーブ、100年の歴史を持つ蒸気機関車の修復作業、撮影時には運用されていなかったヒノキ製車両の「福森号」などを紹介。嘉義駅から海抜2451メートルの祝山駅まで、文化や人々の暮らしを交えながら阿里山の魅力を伝える。 グイ・ルンメイは「一人の旅人になって映像と共に旅に出かけてほしい」とコメントを寄せた。 テレビでの放送に先駆け、6月29日には台北市の国家両庁院広場で野外上映会が開かれる予定。 (洪素津/編集:齊藤啓介)