リバプールに敗れ負傷者も続出のユナイテッド…テン・ハグ監督「状況を見極め、判断しなければならない」
マンチェスター・ユナイテッドのエリク・テン・ハグ監督がリバプール戦の敗戦について語った。クラブ公式サイトが伝えた。 今夏のアメリカツアーでは、アーセナル、レアル・ベティス、リバプールとの3試合が組まれたユナイテッド。アーセナル戦は90分の戦いを1-2の敗戦、ベティス戦を3-2の勝利で終えたなか、4日(現地時間3日)にリバプールと対戦した。 開始10分に先制を許したユナイテッドは、何度もシュートまで持ち込むものの、決めきれず。追加点も奪われ2点ビハインドで後半を迎えると、61分には3失点目を喫した。 主力たちの攻撃には迫力があったものの、0-3の完敗を喫したテン・ハグ監督。試合後にはリバプールのチーム力を称賛しつつ、3失点を反省した。 「複雑な感情だった。ポジティブな部分も見受けられたが、失点の仕方には当然満足していない。もちろん、リバプールはとても良いチームだ。非常にアグレッシブで、得点力も高い。非常によくやっていた。しかし、我々の失点の仕方については満足していない」 「先ほども言ったように、ポジティブな点がいくつかあったが、先制点は常に非常に重要だ。リバプールはとても良いプレーをしたし、非常に効率的でもあった」 また、続出するケガ人にも言及。アーセナル戦ではデンマーク代表FWラスムス・ホイルンドとU-23フランス代表DFレニー・ヨロが負傷していたが、今回は予防措置でイングランド代表DFハリー・マグワイアがメンバー外に。後半から出場のイングランド人DFウィル・フィッシュは重傷を感じさせる負傷交代となり、イングランド人DFアーロン・ワン=ビサカもケガでピッチを後にしたが、他にも問題があったようだ。 「常に状況を見極め、判断しなければならない。ウィル・フィッシュは衝撃的なケガだったが、ジョニー・エバンスも体調不良のためハーフタイムで交代しなければならなかった。(同じく前半のみで交代の)ヴィクトル・リンデロフは予防措置だった。たしかにケガ人が複数いるが、どれくらいひどいのか見守る必要がある」 ユナイテッドが次に臨むのは、プレミアリーグ王者のマンチェスター・シティと対戦する10日のコミュニティ・シールド。アメリカツアーを振り返ったテン・ハグ監督は、FAカップ覇者として臨む最初の大一番に気持ちを切り替えている。 「チームやスタッフは全員が素晴らしい仕事をしてくれた。このようなツアーの終わりはいつだってタフだが、彼らの努力には本当に満足している。我々は一丸となり、自分たちのゲームモデルに取り組んだ」 「今は飛行機に乗って帰り、回復しなければならない。タフなツアーだったからだ。特に、最後の数日間を経て、最後に厳しい試合があった」 「しかし、チームについて多くのことを学んだ。今は回復して、次の試合に備えなければならない。ビッグゲームだ」
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